ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代
渋谷駅より道玄坂方面へ徒歩10分。Bunkamura ザ・ミュージアムにて「ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代」が開催中です。「ベルナール・ビュフェ美術館」の所蔵品より約80点を通して画家の生涯を振り返ります。
「ベルナール・ビュフェ美術館」は、銀行家・岡野喜一郎氏(1917-95)によって、静岡・駿東に設立された、ベルナール・ビュフェに特化した美術館です。開館は1973年、本館は菊竹清訓氏の設計で、高さ12メートルの吹き抜け空間を持ち、ビュフェの大作群をたっぷりとしたスペースで楽しむことができます(ビュフェは縦280cm×横500cmなどの大型作品を数多く残しています)。
1988、1996年には展示室を増設。現在では油彩、水彩、デッサン、版画、ポスター、挿絵本など、2,000点以上を所蔵し、常時100点以上を展示、その画業を一覧することができます。
1980年にはビュフェの初来日を実現しており、日本とビュフェの懸け橋となった重要な美術館です(来日後、ビュフェは力士や東京タワーといった日本の文化・風景をモチーフとした作品を残しています)。
美術館は「クレマチスの丘」内にあり、四季折々のクレマチスの花が咲く庭園や、ヴァンジ彫刻庭園美術館、ビュフェこども美術館(現在はコロナウイルス感染予防のため一時休館)が併設、アートと自然を1日たっぷりと楽しむことができます。