
新型コロナより怖い、老人抹殺社会の現実が忍び寄ってきている。「老人はもう長生きしない。なぜなら、老人を殺してもおかしくない社会になっているからだ」――。老人ホームの裏の裏まで知り尽くす第一人者が明かす、驚愕の事実。超高齢化社会ニッポンが抱える問題点を明らかにする。本連載は小嶋勝利著『もはや老人はいらない!』(ビジネス社)から一部を抜粋、編集したものです。
24時間看護師常駐サービスの本当の価値
看護師の多くは医療現場を引退した人
看護師の件で念頭に置かなくてはならないことは、老人ホームなどの介護現場で勤務している看護師の多くは、何らかの事情で医療現場を引退した看護師である場合が多いということです。
医療の場合、臨床の現場から遠ざかってしまうと、当然、臨床スキルは落ちていくだけです。一般的な常識で考えた場合、医療の最前線に身を置いていれば賃金も当然高く、せっかく看護師の資格を有しているのであれば、医療の最前線でさまざまな処置や患者とかかわり、経験を磨き、自分のスキルを上げていきたいと考えるのが普通です。

したがって介護現場で働く多くの看護師は、何らかの事由で自ら現場の第一線から引退した看護師が多いと考えるのが普通です。私の経験上、看護師が介護現場で働く理由の多くは、気力、体力の限界か、臨床現場とは違う医療の道、つまりは事務系の医療従事者などを目指すケースが多いと思います。
ちなみに私が老人ホームに勤務していた時、派遣の看護師が数多くいました。彼女らの多くは海外留学をする準備を進めるために、派遣看護師として老人ホームで働いていました。語学力を身に付けた上で、医療業界に戻る計画だったと記憶しています。語学のスキルがある看護師は、多様な職場で仕事を得ることができるのでしょう。
このような理由から老人ホームの場合、24時間看護師が常駐している価値は多くの入居者にとって「ない」ということになります。看護師費用の数万円をほかに使ったほうが、効果的にお金を使うことができるのではないかということです。自分にとって特段必要のないサービスにお金を使うのであれば、その数万円で「美味しいものを食べる」とか「旅行に行く」とか「孫に小遣いをあげる」ほうが、はるかに有効的にお金を使えるはずです。「何かあったら」の何かは、いつあるかわかりません。来るか来ないかわからないそんなことのために、年間数十万円の余計な支出をするなら、違うお金の使い方をするべきだと思うのです。
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