本記事は、書籍『富女子宣言 20代女子が5年で1000万円貯める方法』(幻冬舎MC)から抜粋したものです。税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

賃貸では毎月家賃を払い続けても資産として残らない

では実際に、家を借りる場合と買う場合にかかるお金を計算してみましょう。まずは、借りる場合についてです。

 

 

30歳から60歳までの30年間、家賃1カ月12万円の家に住み、その後、家賃8万円の家に住み替えて80歳まで生きたとします。

 

家賃12万円×12カ月×30年 4320万円

家賃8万円×12カ月×20年 1920万円

更新料、引っ越し代300万円

合計6540万円

 

賃貸でも、結構たくさん払っていると思いませんか? それほど払っていないと感じるのは、長い時間をかけて少しずつ払っているからです。

 

最近の若い人が家を買わないのは、ローンを組みたくないからという理由が多いようです。後で詳しく説明しますが、たしかにローンを組むかどうかは重要な問題です。しかし、賃貸でも決して少なくない金額を払っているのです。

 

次に、5000万円の家を買う場合を見てみましょう。金利を2%として30年ローンで返済すると、金利は1700万円。これに固定資産税500万円をプラスすると、7200万円になります。

 

さきほどの賃貸の場合より1000万円近く多いですが、ローンが終われば、あとはずっと自分の資産になります。そう考えれば、この差額は、さほど大きいとは言えないのではないでしょうか。

次ページ賃貸と持ち家、それぞれのメリット・デメリット

本連載は、2015年3月24日刊行の書籍『富女子宣言 20代女子が5年で1000万円貯める方法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

富女子宣言

富女子宣言

永田 雄三

幻冬舎メディアコンサルティング

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