目指すはサラリーマンを「副業」に…
実のところ、副業という呼び名は、事業がまだ育っていないからサブ(副)と呼んでいるに過ぎません。“副業”という名のタネを蒔き、そこから芽が出て成長してくれば、「副業」というより「複業」という呼び方が相応しくなっていきます。本連載では、「2つ目、3つ目の本業をつくるための副業を始めよう」という趣旨で執筆しています。
こう書くと、「本業が2つも3つもって、どういうこと!?」「本業が2つも3つもあっ たら、カラダがいくつあっても足りないのでは?」…と疑問に思われた方もいたかもしれません。サラリーマンを副業にするためには、何をどうすればいいのでしょうか? オススメは、次の2つのステップをクリアすることです。これができれば、間違いなく「サラリーマンを副業にした」と言えるでしょう。
《サラリーマンを副業にする2つのステップ》
第1ステップ:副業の時給が、サラリーマンの時給を超える状態
第2ステップ:副業の収入が、サラリーマンの収入を超える状態
フルタイムで働いている方は、月間180時間前後を本業に充てていると思いますので、いきなり副業が本業の収入を上回るということはないでしょう。ですから、まずは時給で超えることを目指します。
サラリーマンの時給を超えることを一つの目標に、「どの副業を手がければいいか?」を検討します。本業を超える事業を始めようというのですから、慌てる必要はありません。「何をどう始めるか?」がもっとも大事なポイントです。
どの事業を選択するかによって、市場の可能性や、ライバルが誰になるのかが決まります。あなたが始める副業が、成功するかどうかの第1のカギを握るのが、「事業の選択」なのです。
俣野 成敏
ビジネス書著者
投資家
ビジネスオーナー