こんなに頑張ってるのに、なぜ売れない…
「一生懸命やっているのに、なかなか買ってもらえない」
「お客さんのことを思っているのに、相手に伝わらない」
世の中には、このように考えているセールスマンが大勢いると思います。
私の目から見て、このような売れないセールスマンに共通している点が3つあります。それは、
1、セールスの基本がわかっていない
2、顧客が見えていない
3、商品に確信がない
…の3つです。
逆に言えば、この3項目が網羅されているのであれば、自分の売りモノがないという人でも、副業で他人のモノをセールスすることから始めれば、今の自分のサラリー超えを目指すことは十分に可能です。
オンライン化はセールスも例外ではない
本連載を執筆している現在(2020年5月)、世界中が新型コロナウイルス問題に揺れています。おそらく流行は下火になったりぶり返したりしながら、完全に平常の状態に戻るまでには、年単位の時間がかかるでしょう。こうなってくると、「人と会うこと自体が難しいのに、セールスをするなんて無理なんじゃないの?」と思われる人がいるのも、もっともな話です。
先に結論を申し上げますと、人と直接会えなくても、セールスは問題なくできるし、基本パターンも変わりません。だったら「何が変わるのか?」といえば、世の中の常識が変わります。遅かれ早かれ以後はオンラインがメインになり、オフライン(対面)が例外になっていく、ということです。
すでに、その兆候は表れています。たとえば、私は社会人向けのセミナーを開催していますが、初めのうちは「オンラインセミナーにするなら、次回にします」と言っていた受講希望者が、わずか数ヶ月の間に「オンラインセミナーがいいです」というように変化してきています。
今は「新型コロナウイルスが怖いから」という理由で、やむなくオンラインを受け入れていた人たちも、やがてそれが当たり前になるまでに、さほど時間はかからないでしょう。
サービス業など、完全にオンライン化することが難しい業態があるのも事実ですが、これまでの「実際に会って話を聞いてから、買うかどうかを判断しよう」という常識が、確実に変わってきている感があります。
実のところ、変化を受け入れなければいけないのは顧客側ではなく、サービス提供者の側なのです。