副業解禁の働き方改革…ならばサラリーマンを副業にしてみよう

近年、「副業」が世間の高い関心を集めている。不景気で実収入の減少に加え、増税も後押しし、ますます家計を圧迫する現状が続く。自身も多数の副業を手掛ける俣野成敏氏が、将来に不安を感じるすべてのサラリーマンに「副業」のメソッドを紹介する。本連載は俣野成敏著『サラリーマンを「副業」にしよう』(プレジデント社)から一部を抜粋した原稿です。

「サラリーマン+個人事業主」のダブルワークから

キャッシュフロー・クワドラントとは、『金持ち父さん貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著、2000年、筑摩書房)でロバート・キヨサキ氏が提唱した概念です。

 

キヨサキ氏によると、「収入経路をたどると、世の中のすべての職業は、4つに分けられる」と言います。それが、

 

・サラリーマン=Employee (Eクワドラント)

・個人事業主=Self Employed (Sクワドラント)

・ビジネスオーナー=Business Owner (Bクワドラント)

・投資家=Investor (Iクワドラント)

 

…です。

 

クワドラント図(※図表はイメージです/編集部作成)
クワドラント図(※図表はイメージです/編集部作成)
 

クワドラント図をご覧いただくとおわかりのように、E(サラリーマン)とS(個人事業主)は向かって左側に、B(ビジネスオーナー)とI(投資家)は向かって右側に配置されています。

 

実は、これは「何をお金に換えているのか?」ということを表しています。左側の2つは、自分の労働をお金に換える職業であり、右側は、お金をビジネスや投資につぎ込むことで、お金を増やそうとする職業、ということになります。

 

左側のE(サラリーマン)とS(個人事業主)は、労働をお金に換える際に、必ず消費するものがあります。“自分の時間”です。自分の時間を使うということは、「時間が収入の制約条件になる」ことを意味します。

 

どうして副業をする際に、時間と時給が重要なのかが、もう、おわかりですね? 限られた時間を使って副業をする以上、時間単価を意識した活動に繋げない限り、労働時間を増やすことしか選択肢がなくなってしまうからです。クワドラントの知識がないまま副業を始めて、安い時給の仕事で収入を増やそうとすれば、必然的に働き過ぎてしまうことになるのです。

 

一方、右側のB(ビジネスオーナー)とI(投資家)は、お金が回っている限り、理論上はアッパーがありません。ただし、代わりにお金を失うリスクを負うことになります。

 

もちろん、この2つも副業にすることは可能ですが、本連載では「E+S→I(+B)」…の順番で取り組むことをお勧めします。「どのクワドラントを選ぶか?」という見方ではなく、これからの時代は2つ以上を組み合わせて動く、「ハイブリッド・クワドラント」を前提に考えていきます。

ビジネス書著者
投資家
ビジネスオーナー

30歳の時にリストラに遭遇。同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14億円の企業に育てる。33歳で東証一部上場グループ約130社の中で現役最年少の役員に抜擢、さらには40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。独立後は、フランチャイズ2業態6店舗のビジネスオーナーや投資家としても活動。投資にはマネーリテラシーの向上が不可欠と感じ、その啓蒙活動にも尽力している。『まぐまぐ大賞(MONEY VOICE賞)』を4年連続で受賞している。2020年より、サラリーマン以外の本業をつくるための副業オンラインアカデミー『The Second Phase(TSP)』を創設

著者紹介

連載脱「平凡なサラリーマン」! 副業で収入アップ術

サラリーマンを「副業」にしよう

サラリーマンを「副業」にしよう

俣野 成敏

プレジデント社

「老後2000万円問題」「働き方改革」「残業規制」…等々。政府も会社も「自助努力でなんとか生きよ」と突き放す中、コロナ・ショックによる「リストラ」が、さらに追い討ちをかけています。一方で、自己責任の名のもとに「副業…

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