儲かりそうな「アフィリエイト」で苦戦する理由
ネット上では、あらゆる人が、あらゆる主張を展開しています。
ところが、よくよく見ると、同じようなことを言っているのに、
「こっちはものすごくアクセスが集まっている」
「でも、こっちには全然アクセスが集まっていない」
…ということが、普通にあります。
もちろん、知名度の違いもあるでしょう。それに加えて、実際に会ったことのない人同士がネット上で知り合い、関係性を構築するには、「主張の一貫性」と「納得感」がポイントになってきます。
主張の一貫性とは、言っていることに筋が通っているのはもちろん、コンテンツにも、ある程度の統一感が必要です。「この人は、いつも言っていることが違うな」というようでは、相手に胡散臭いと思われてしまいます。
もう一つの納得感というのは、読者に「その通りだ」「この人の言うことには説得力がある」と思ってもらうことです。もともと人は、相手の肩書や経歴などから、ある程度のイメージを持ちます。たとえば、執筆者が弁護士であれば「法律に精通している人」とか、数学者であれば「数字に強い」「頭の回転が速い人」などといったように、です。
世間によくあるアフィリエイトを始めても、ほとんどの人が稼げない理由がここにあります。ただ単に「儲かりそうだ」という理由だけで、いきなり商品に関するブログなどを書いたところで、読む人がいないのは、そこに主張も納得感もないからです。
SNS投稿を「無意識」から「意図的」に
初めてコンテンツをつくるとなれば、どんなコンテンツをつくればいいのか?
「難しそう」
「やったことない」
「文章なんて書けない」
「動画なんて撮れない」
「ネタがない」
…と尻込みしてしまうのも、無理はないと思います。
でも実は、コンテンツ制作という言葉が難しく聞こえるだけです。コンテンツづくりは、ほとんどの人が毎日、無意識に行っています。
本書をお読みの多くの人が、連絡ツールとしてSNSを使っていたり、メールをしたり、動画を撮って家族に送ったり、といったことをしているでしょう。今まで、「こんなに美味しいものを食べたんだよ」といっては食事の写真をアップし、「あそこの景色は最高だった」と言っては風景の写真をアップしていたと思います。
日々、自分の感情が動いたことを、自分と近しい人に対して発信し、体験を共有していたはずです。コンテンツ制作とは、今まで何気なく行っていたこれらの発信作業を、以後は対象者を広げて意図的に行う、ということです。
これからは、「誰に」「何を伝えたいのか?」という観点から、自分の未来の顧客に対して、見せたいもの、意識してもらいたいもの、気づいてもらいたいこと、目指す将来像などを打ち出していくようにするわけです。
それでは、実際にどのようなコンテンツをつくっていけばいいのでしょうか?もっとも手っ取り早いのは、以下の方法です。
1、自分が普段、フォローしたり、定期的にチェックしている人のコンテンツの中から、その日、自分が主張したいことにもっとも近い記事を選ぶ
2、その人のコンテンツを部分的に引用したり、URLを添付するなどして、そこに自分のコメントや感想などを追記してアップする
3、引用した際は、必ず引用元を明記する。自分の投稿に、引用したコンテンツ制作者をタグ付けすれば、その人からも喜ばれる(勝手に文章をコピペして、さも自分が書いたように見せかけるのは、著作権法に触れる可能性があるので注意)
これなら、自分の入力する部分が少なくて済む上に、書くネタがなくて困ることもありません。初心者にオススメの方法です。