株式投資の初心者であれば、株をいつ買って、いつ売るべきか、判断に迷うことはしばしば。買い時、売り時も、色々言われているので、さらに迷ってしまうでしょう。そこで今回は、株価の下落をチャンスに変える「押し目買い」の基本について見ていきます。※本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する、株式会社ソーシャルインベストメントでトレーダーとして活躍する川合一啓氏が、個人投資家が株式市場で勝ち続けていくための極意について説明していきます。

株の押し目買い…利益を出すための手法とは?

株の押し目買いで利益を出すためには、いかに的確な先読みができるかということです。

 

100%とは言えないものの、確率の高い傾向を株価チャートで見ることができます。押し目買いで利益を出すためのポイントを見ていきましょう。

 

■値動きやトレンドを見る

押す目買いで重要なのは、「値動き」と「上昇トレンド」です。押し目買いはナンピン買いに似ていますが、上昇トレンドにあることで、その呼び方やリスクも変わってきます。

 

上昇トレンドには定義があり、ローソク足の高値・安値ともに一定間隔で切り上がっていれば上昇トレンドということです。このように、まず上昇トレンドが確認できてから、押し目買いのチャンスを探ると良いでしょう。

 

■出来高の動きを見る

株価の大きな動きとしては、下降と上昇を繰り返しますが、その間に横ばいが続く「レンジ」があります。そのレンジ期間から上昇トレンドに切り替わるタイミングが、上昇トレンドに向かう時の一番底値となる可能性が高いです。

 

レンジから上昇に向かうところの判断材料として、「出来高」があります。横ばいのレンジ状態から動きがでるときは、投資家の注目度が高くなる出来高が伸びてきます。株価チャートを見てもわかるように、多くの動くタイミングで出来高も同時に反応していることがわかるでしょう。

株の押し目買いで失敗した時の対策

押し目買いの思惑が外れることは珍しくありません。そのような場合の対処法が、「ナンピン買い」か「損切り」です。調整の段階下げであり、上昇トレンドが続く見込みがあるならばナンピン買いは良いですが、なんとなくのナンピン買いは止めましょう。

 

トレンドの判断が難しく、損失が出ている場合には、損切りをおすすめします。損切りに抵抗のある人やいつか戻ると思うと、損失がどんどん大きくなりかねません。自分のルールを作り、損切りする勇気を備えておきましょう。

 

■まとめ

株の押し目買いは利益を得るための有力な手法です。株価の調整段階と上昇トレンドであることが大きなポイントであり、注意点を理解していれば大きなリスクも軽減できます。

 

押し目買いの手法を身に付けて、株式投資で利益獲得のチャンスを増やしましょう。

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