儲けの確率をあげる「投資全般の知識」
株式以外にも投資先はたくさんありますが、あなたは、その中からなぜ株式投資を選んだのでしょうか?
土地・建物への投資、外貨への投資、国債や社債など債券への投資、投資信託への投資、仮想通貨への投資、金やプラチナなど貴金属への投資の他、定期預金もそうですし、誰かの事業に出資することも投資にあたります。広義には、何かを学ぶなど自分自身を教育することも、投資と呼べるかもしれません。
余談ですが、1600年代のオランダでは、チューリップの球根の価格が高騰し、チューリップ・バブルが起きました。のちにこのバブルははじけましたが、当時はチューリップの球根も、投資先の1つであったわけです。
こう考えてみると投資という行為は、いま持っている資産を、より大きなリターンを生み出す別の資産に変換することといえます。
そして、それぞれの投資には、それぞれの特徴があります。
株式投資に関していえば、比較的低額で始められること、流動性が高く売買しやすいこと、企業の業績に株価が連動する傾向があること、一方でランダムにも変動すること、価格変動が激しいこと、などが特徴といえるでしょうか。
たとえば100億円の資産を持つ人ならば、債券などで安全に年0.5%の運用をすれば、年収が5000万円になります。株式投資が好きでしたいという場合は別として、こういう人はわざわざリスクを負ってまで株式投資をする必要はないのです。
また、大企業のビジネスよりも、身近な土地・建物の売買に精通している人なども同じく、株式投資よりそちらへ投資した方が成功確率は高いでしょう。
それから、市場がバブル的に盛況している時期には株式投資を控え、別の投資先を探した方が方がよいかもしれません。
要するに、投資「全般」の知識を持ったうえで、株式投資の特徴、自分の適性、投資のタイミングなどを判断できる人の方が、その成功確率は高くなるのです。