無限の可能性を秘めている発達障害の子どもたちは、現代の学校教育の場では生きづらさを感じている場合があります。発達障害の個性が武器になるか、障害とされるかは、所属する社会環境に左右されるといえるのです。※当記事は、2018年12月4日刊行の書籍『「発達障害」という個性 AI時代に輝く――突出した才能をもつ子どもたち』から抜粋したものです。最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
苦手な分野を人並みに引き上げようと注力することが、いかに才能を潰す可能性をはらんでいるかを、よく示した寓話だといえるでしょう。さらに、イーロン・マスクが学校をつくったように、自分が必要だと思える教育を志して学校をつくる動きのことまで描かれています。
人と違う能力を持っている子どもを型にはめて均質化しようとする教育は、大量生産・大量消費で経済が回っていた時代なら、最適な方法だったのかもしれません。しかし、その教育は、子どもたちの突出した才能を潰してしまう危険を併せ持ったものでした。
これからの世の中では、すべての科目でまんべんなく平均点をクリアできることをよしとするのではなく、得意なことがずば抜けてできることをよしとする教育の形をつくっていかなければなりません。
なぜ、今「児童発達支援事業」が求められているのか…
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大坪 信之
株式会社コペル 代表取締役
株式会社コペル 代表取締役
福岡大学 人間関係論 非常勤講師
一般社団法人徳育学会 会長
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
1963年、福岡県生まれ。
日本アイ・ビー・エム株式会社を経て、現在、子どもの瞳を輝かせ続ける徳育教室コペルの代表として心の教育を志し、様々な研究に取り組み続けている。
全国各地で、子育てセミナーや子どもの潜在能力を引き出すための講演活動を通じて、たくさんの親子にアドバイスを行う。
良好な親子関係を構築するファミリーダイアログなど、多様なオリジナルプログラムを開発実施して活躍している。
著書に『偉人を育てた母の言葉』(致知出版社)、『あなたの言葉で子どもは育つ』(プレジデント社)、『きみの可能性は無限大』(少年写真新聞社)がある。
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