株式投資の初心者が迷いがちなのが、どの銘柄に「どれくらい」投資すべきか。その際に参考になるのが「期待値」です。株式投資における「期待値」の考え方を見ていきます。※本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する、株式会社ソーシャルインベストメントでトレーダーとして活躍する川合一啓氏が、個人投資家が株式市場で勝ち続けていくための極意について説明していきます。

期待値とは「平均いくらのリターンが望めるか」

個別株を買う場合に、資金内で何銘柄買うのがよいかは、誰しも迷うところです。ある銘柄に資金を集中させれば他の銘柄が買えなくなりますし、逆にあまりにも分散投資をしすぎると、一銘柄への投入資金が少なくなります。

 

そんな時には、各銘柄を買った時に得られる利益の「期待値」を計算してみると、銘柄数を決めやすくなります。

 

期待値というのは数学の確率・統計分野で用いられる値ですが、簡単にいうと「賭け事で、平均いくらのリターンが望めるか」を示す値です。

 

たとえば、10,000円が1/4の確率で当たるくじがあったとしたら、

 

10,000×1/4=2,500

 

で、期待値は2,500円となります。

 

もう少し複雑な例を挙げると、10,000円が1/8の確率、5,000円が1/4の確率、2,000円が1/2の確率で当たるくじの場合は、

 

10,000×1/8=1,250、5,000×1/4=1,250、2,000×1/2=1,000

 

で、それをすべて足すと、

 

1,250+1,250+1,000

 

で、期待値は3,500円となります。

 

なお、前者のくじよりも後者のくじの方が期待値が高いので、あくまで確率的にですが、リターンの大きなくじだと言えます。

 

しかしながら、その後者のくじも4,000円で売られていたら、期待値はその87.5%の3,500円しかありませんので、確率的には損をするくじだと言えます。もちろん運が良ければ10,000円か5,000円を手に入れることができますが、たくさんやればやるほど、損をしていくでしょう。

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