前回は、現地人の目線から「ベトナム不動産投資」のポイントを探りました。今回は、ベトナム人が注目する不動産プロジェクト、VINHOMES開発の「VINCITY」の概要を紹介します。

都市化の進展に伴い、いずれ郊外の不動産価格上昇も!?

巨大プロジェクトのため、過剰供給の懸念はありますが、ホーチミン中心地近郊での土地や戸建て、コンドミニアムの高騰は続いています。参考までに、同9区都市鉄道METRO1号線路線沿いにあるPhuoc Long地区の、2012年~2017年の土地価格の変化を見ていきましょう。

 

2012年:平米単価=1,200万ドン(約6万円)

2015年:平米単価=1,800万ドン(約9万円)

2016年:平米単価=2,200万ドン(約11万円)

2017年:平米単価=2,800万ドン(平米2700~3500万ドン、約13.5~17.5万円)

 

過去5年で、約2.3倍も上昇しているのがわかります。経済発展とインフラ整備が進むにつれ、今後更なる上昇が見込まれます。これはベトナム全土においても、程度の差こそあれ同じ傾向です。

 

都市化も進展しています。地方から都市部の人口流入も増加中で、2016年統計では都市部人口比率は33.6%となっており、このまま推移すれば、2045年には都市部と農村部の人口が逆転すると思われます。日本でもかつて同様の現象が起こったように、地方から人が集まり、都市部の住居環境の変化や価格高騰が起こることで、住居の拠点が都市部から郊外へと向かう動きが加速するのは必然的でしょう。

 

目先だけを考えることなく、先を見た投資として「VINCITYプロジェクト」をどのようにとらえるか、見極めることが重要だといえます。

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