借入を活用したレバレッジ効果で、資産を一気に拡大

では、なぜ不動産投資がお勧めなのか、具体的にご説明します。不動産投資のメリットは複数ありますが、大きく分けて次の5つに絞られます。

安定した家賃収入、生命保険代わり・・・不動産投資の5大メリット

① 融資を受けて始められ、レバレッジを効かせることができる

不動産投資の最大のポイントは、自己資金がなくても始められる唯一の投資であるという点です。金融商品には様々なものがありますが、年収1000万円を超えるような高所得者である医師にとって、投資用不動産は最も効率的に資産形成できる選択肢の一つといえるでしょう。

他の投資、例えば株式投資や国債などの場合は、投資をスタートするためには投資対象を購入するための原資が必要になります。しかし、銀行の窓口で「株式投資の資金を貸してほしい」といっても、普通ならば融資は受けられません。金利の高いフリーローンやキャッシング、他の資産の売却など何らかの方法で自己資金を用意する必要があります。

これに対して、不動産投資は借入を利用することで、大きくレバレッジを効かせることができます。レバレッジとは「てこ」のこと。借入によって自己資金の何倍もの投資を行うことで、短期間で資産を一気に拡大することが可能なのです。

［図表］融資のレバレッジ効果

他の投資は「自己資金に比例した額」でしか行えない

なお、他の投資、例えば株式投資の信用取引や外為取引（FX）でも一定の範囲でレバレッジをかけることは可能ですが、「証拠金の何倍まで」と定められており、自己資金に比例した額でしか投資はできません。

株式投資やFXは、ハイリスク・ハイリターンに分類される投資です。不動産投資では、利回りは8％程度がせいぜいであるのに対し、株やFXは読みが当たれば資本の何倍という大儲けも可能です。ただし逆もしかりで、運用に失敗すればすぐに元本を失い、場合によっては元本の何倍もの損失が出ます。そのため、金融機関も融資には慎重になっており、特に投機性の高いFXは、開始当初は300倍というハイレバレッジも可能でしたが度々規制が入り、2018年度中にも10倍までに制限されるといわれています。