今回は、銘柄の買い付け価格を平準化する「ドル・コスト平均法」とは何かを見ていきます。※本連載は、1億円倶楽部の主幹などを務め、年収1億円超のクライアントを多数持つ富裕層専門のカリスマ・ファイナンシャル・プランナー江上治氏の著書『給料が上がらなくても、お金が確実に増える方法を教えてもらいました。』(あさ出版刊行)の中から一部を抜粋し、お金を上手に運用するコツを会話形式でやさしく解説します。
価格が下がれば大量購入、価格が上がれば少量購入
「分散投資が大事なのはわかりましたけど、具体的にどのタイミングで、どうやって商品を買えばいいんでしょうか?」
「月初めなどタイミングを決めて買えばいい。ちなみに、ここまで説明してきた、価格が安くなったときに大量購入して、価格が高いときに少量買うっていう購入方法を『ドル・コスト平均法』という」
「つまり、安くなったらたくさん買って、高いときは少しだけ買うっていうことですよね」
「購入タイミングを計る」必要がなくなる
「そういうこと。右肩上がりに株価が上昇し続けたときとか、必ずしも『ドル・コスト平均法』が有利に働かない場合もあるけど、おおむね株価は上下を繰り返しながら、動いていく。だから長期的に上がる銘柄なら、ぶれが大きいほど、『ドル・コスト平均法』の効果は出やすくなる」
「たとえ下がっても、仕込み時と思えばいいんですよね」
「そうそう。価格が変動すると、買うべきか、買うべきでないか、迷いが出てくるでしょう。でも、この方法でやれば購入タイミングを逃すなんていうこともなくなるからね」
「これだったら、ボクがやっても、うまくいくような気がしてきました」
「それはよかった。じゃあ、次は、商品ごとの運用のポイントを説明してあげるよ」
1億円倶楽部
主幹
株式会社オフィシャル 代表取締役
有限会社佐多税理士事務所 顧問
株式会社T.F.K 顧問
日本ほめる達人協会 理事
1967年、熊本県天草市生まれ。
有名スポーツ選手から経営者まで年収1億円を超えるクライアントを50名以上抱える富裕層専門のカリスマ・ファイナンシャル・プランナー。
サラリーマン時代には大手損保会社、外資系保険会社の代理店支援営業において、新規開拓分野にて全国1位を4回受賞し、最短・最年少でマネージャーに昇格を果たす。
自身が所属した組織もすべて全国トップの成果を挙げる。
起業後は、保険営業を中心としたFP事務所を設立。
人脈ゼロ・資金ゼロから1,000名を超える顧客を開拓し、これまで新規に獲得した保険料売上は600億円超に達する。
コミッションは創業3年で業界平均の約5倍、社員3名で1億円を超え、なおも記録更新中。
指導した部下は全国7万人のセールスの中でベスト5に2回入賞。
中小企業のコンサル業務を展開し、サポートした企業の売上が1年で8倍増になるほどの成果を挙げている。
著書に『年収1億円思考』『運命転換思考 一生かかっても身につけたい5つの「働き方」改革』(経済界)、『プロフェッショナル ミリオネア― 年収1億を生む60の黄金則』(プレジデント)など多数。
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