白内障治療に使う「人工レンズ」・・・その調整方法は?
Q:両目ともマイナス0.7Dで、右目だけ白内障の症状があります。片方だけ手術すると、私のような近眼視の場合、人工レンズの調整が難しいそうです。「マイナス3Dの人工レンズを入れて、有水晶体のほうはマイナス5Dの眼鏡にすればよい」と医師に言われました。「人工レンズをマイナス5Dに合わせてもいいのでは」と思ったのですが、どうですか?
A:左目に白内障の兆候がないなら、それもひとつの考え方です。左目が少し白内障の兆候があるようであれば、今後のことも考えて近視を軽くしたほうがいいので、近くが眼鏡なしで楽に見えるぐらいのマイナス3D〜4Dに合わせておくのがよいでしょう。
強度近視の場合、眼内レンズの装着が困難だが・・・
Q:両目とも強度近視、乱視、白内障です。強度近視の人は、白内障手術は難しいのですか?
A:もともと眼内レンズは平均的な眼軸長(目の奥行き)を元に設計されています。眼軸が平均から大きく離れる場合は、術後の予測が難しく予想外にズレてしまう可能性はあります。最近は、研究が進み、ズレは減ってきています。