「内服薬の副作用」を感じたら、早めに主治医へ相談を
Q:術後の身体の不調72歳の母が白内障手術をしました。手術後クラビット錠250㎎という飲み薬を飲んでいますが、この薬を飲んでから体のだるさや関節の痛みでかなりしんどそうな感じです。薬の副作用として倦怠感、筋肉痛、腹痛、発疹などとありますがこんなに副作用が出るものなのでしょうか?
A:内服薬の副作用と感じられているようでしたら、服用に関しては早めに主治医の先生に相談されたほうがよいと思います。
単焦点レンズか、多焦点レンズか…選択は慎重に
Q:41歳のときに左目の白内障の手術をしました。レンズは単焦点レンズです。最近かなり右がくもってきて、右だけで見ると、もやがかかったようになり見えづらいです。
右目の手術を検討する際に、眼科の先生から片方が単焦点レンズでも、もう片方を多焦点レンズにするのは何も問題ないと言われてびっくりしました。ネットで調べると、先生によっては片方を単焦点にしたら、同じようにもう片方も単焦点にしたほうが見えづらくないとおっしゃる方もいて、どちらがよいか迷っています。
A:私の患者さんでも実際にはそのようにレンズを入れた方は確かにいらっしゃいます。非常に満足されている方もいらっしゃいますが、そうでない場合もあります。どうしても、両目に手術をした場合には見え方の比較対象になるのは、後から手術したほうの目の見え方になると思います。多焦点を入れた方は単焦点よりも少しぼやっと見える反面、近くは見やすいという状況が起こります。この状況を単焦点と多焦点のメリットを享受できているとポジティブに受け取れれば、術後はハッピーだと思いますが、気になる場合は最終的に多焦点の見え方に慣れずに、単焦点に入れかえるケースもあります。
このため、私自身としては今回のようなケースの場合は、多焦点の話はすると思いますが積極的にはすすめてはいません。最終的には単焦点と多焦点のメリット、デメリットを十分に理解した上で手術を受けられたほうがよいと思います。