術後に残る目の不快感には、ストレスの影響も
Q:単焦点レンズの手術を受け、視力はそこそこですが不適症状に苦しんでいます。
術後半月頃から常に目の中にノリみたいなものがあふれる気がします。目が重くて透明感がなくてすっきりしないです。触っても目やにもなく、いくら目薬をさしても嫌な感じが消えません。担当医に診てもらっても後発白内障でもないし原因不明と言われます。
A:白内障手術後の見え方の不良な場合にはいろいろな原因が考えられます。まず角膜にゆがみが起こっている可能性、後発白内障、眼内レンズの傾き、硝子体や網膜の変化などです。またいろいろなストレスなどがトリガーとなる精神的な問題であることもあります。あまり改善されないようであればセカンドオピニオンを聞かれてもよいと思います。
半年後も症状があれば、神経眼科の受診も選択肢に
Q:父が白内障の手術を2、3週間程前に受けました(もともと強めの近視でした)。目のぼやけは治らずじまいで、困っております。神経や老化によるものでしょうか。
A:白内障手術後でもよくならないのは、白内障以外に原因があるからだと思います。近視が強いことから、近視性の網膜の萎縮、新生血管、緑内障などが考えられます。現在、診察を受けている眼科で原因や治療法を聞いてみてはいかがでしょう。
Q:白内障手術ができないと言われていたのに、他の病院では受けられると言われ、手術を受けました。しかし術後、目の疲れ、痛み、めまいなどの症状が出て困っています。検査をしても、手術はうまくいっているの一点張りです。どうしたらよいでしょう。
A:お話しからすると、白内障手術は問題なく終わっている。術後経過も問題ない、ただしさまざまな目の症状が出ているということだと思います。
基本的に術後半年経過していれば、手術による影響はもとに戻っていると考えられます。眼内レンズによる症状の可能性もありますが、身体表現性障害などメンタル的な問題が背景にある可能性も考慮しないといけないかもしれません。一度そういった面も見てもらえる神経眼科の施設を受診するのもひとつの方法です。何とか原因がはっきりして症状が少しでも改善するといいですね。