『「マウント消費」の経済学』
勝木 健太
出版社名:小学館
発行年月:2025年1月
消費トレンドはモノ・コトからマウントへ
「こんな素敵な場所に旅行してきました」
「こんな美味しい料理を楽しみました」
「こんな特別な人と過ごしています」
SNSで頻繁に目にするこうした投稿。その背後には、多くの人が無意識のうちに抱える「マウント欲求」が潜んでいる。令和の日本では、SNSの普及とともにこの欲求が顕在化し、日常のあらゆる場面に深く浸透している。一見ネガティブに映るこの現象だが、実は日本経済を活性化させる「隠れた切り札」として大きな可能性を秘めている。
なぜテスラやアップルは次々と新たなイノベーションを生み出せるのか。
NewsPicksやSAPIXが絶大な支持を集める理由とは。
その答えは、「マウント消費」という次世代の消費トレンドに隠されている。
本書は、ベストセラー『人生が整うマウンティング大全』の企画・プロデュースを手掛けた筆者が、自身の豊富な知見を余すところなく凝縮した渾身の一作である。「マウンティング」という人間に備わる根源的な欲求が、どのように社会を進化させ、イノベーションを生み出し、経済を動かしてきたのか。そのメカニズムを解き明かしながら、これからの日本が目指すべき成長戦略を提示する。
【編集担当からのおすすめ情報】
「マウント」の本質に迫ることで、日本の未来を切り拓く道筋が鮮やかに浮かび上がっています。次世代の消費トレンドや価値観を鋭く分析し、独自の視点と抑制の効いたユーモアを交えて、これからの社会の在り方を鮮烈に描き出す──知的な挑発が光る本書は、読む方の思考を刺激し、新たな視座を提供することでしょう。
掲載記事
[連載]「マウント消費」の経済学
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- 【第2回】 単なる買い物、体験では満足できない…物質的な豊かさを追い求める時代は終焉へ。日本経済を動かす新たな行動「マウント消費」とは 2025/05/06
- 【第3回】 露骨なアピールは嫌、さりげなく他の人と違うのがいい。日本独自の価値観で勝つ時代へ…「マウント消費」が切り開く経済の未来 2025/05/13
- 【第4回】 これだけの体験をしている自分は特別な存在…「マウント欲求」を満たすことがサービスやブランドを永続させる鍵といえるワケ 2025/05/20
- 【第5回】 「自慢したいけれど嫌われたくない」現代人…令和のマウントゲームを制し、SNSにおける「真の勝者」になるために必要なスキルとは 2025/05/27
- 【第6回】 旧来の「ものづくり信仰」が仇に?…機能や品質は世界トップクラスの日本企業が、Appleのような「熱狂的ファン」を生めないワケ 2025/06/03
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[連載]アンパンマンと日本人
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