初めて手にした1,000万円はなくなる
お金って、あっという間になくなるんですよ。1,000万円って聞くと大金に感じるかもしれませんが、実際に貯まったら、意外となくなってしまうと聞いたことがあります。
麒麟の田村くんはとくに面倒見がよく、一時は2億円持っていましたが、飲み会に芸人仲間を大勢呼んで、豪快に100万円をスパーンって支払ったエピソードを持っています。ほかに、メイクさんやスタイリストさんにマメにお土産を買ってあげたり、後輩にいいお肉をおごってあげたりしていたら、2億円はなくなったらしいです。
唯一、お父さんに家を購入していたらしく、それが資産として残っているのは救いだといっていました。後輩思いで、僕にはマネできません。『ホームレス中学生』は225万部の大ヒットで、さらに最近では『ホームレスパパ、格差を乗り越える 何も変わらなかったから考え方を変えた』を出版し、僕も読みましたが素晴らしい内容です。
お金は使って初めて、価値や大切さを実感できるのかもしれません。
ちなみにMー1グランプリで優勝すれば1,000万円もらえますが、源泉徴収されるので実際の手取りは800万円くらいらしいです。コンビの場合だと1人約400万円。しかも、振り込まれるのは2カ月くらい先なのに急に仕事が増えるから、タクシー代の立て替えなんかでむしろ貧乏になるそうです。
所得金額調整控除を意識しよう
年齢を重ねている人でも、元気に働いている人ってたくさんいると思います。知らない人もいるかもしれませんが、年金をもらいながら働いている人には、「所得金額調整控除」が適用され、所得金額から10万円が控除されます。
具体的には、給与所得控除後の給与などの金額(最大10万円)+公的年金などにかかる雑所得の金額(最大10万円)−10万円が控除されます。
ちなみに、これは現役世代の人も使えるので覚えておいてください。具体的には給与などの収入金額が850万円を超える人で、
・本人が特別障害者に該当する者
・特別障害者である同一生計配偶者または扶養親族を有する者
のいずれかに当てはまる人が対象となります。控除額の計算式は年金受給者とは異なり、{給与などの収入金額(最大1000万円)−850万円}×10%が控除されます。いずれのパターンでも年末調整で申告すればいいので、記載さえすればOKです(年金所得と給与所得の両方がある人を除く)。

