書籍詳細

『教養としての財政問題』

教養としての財政問題

島澤 諭

出版社名:ウェッジ

発行年月:2023年5月

「異次元の少子化対策」では少子化は解決しない!

少子化対策の財源は社会保険料への上乗せ?
ますます困窮し、「貧乏くじ」を引かされ続ける若者たち
スリムな効率的な社会保障制度の確立を!

凄まじい勢いで財政が拡大し、バラマキたがる政治家にそれを喜ぶ国民をいう構図が定着してしまった日本。そこに昨今骨子が発表された「異次元の少子化対策」で、おそらく更なるバラマキがなされ、その負担増が若者にのしかかる。
こうした状況から脱却するための対処策はあるのだろうか。「バラマキ政治とクレクレ民主主義」に警鐘を鳴らし続ける著者による、渾身の提言!

関東学院大学
経済学部教授

富山県魚津市生まれ。
東京大学経済学部卒業後、経済企画庁(現内閣府)で、経済分析(月例経済報告、経済白書、経済見通し)、経済政策の企画・立案に携わる。2001年内閣府退官。
その後、秋田大学准教授等を経て現在に至る。マクロ経済・財政、世代間格差、シルバー・デモクラシー、人口動態に関するデータ・シミュレーション分析が専門。
主な著書に『若者は、日本を脱出するしかないのか』(ビジネス教育出版社)、『年金「最終警告」』(講談社現代新書)、『シルバー民主主義の政治経済学』(日本経済新聞出版社)がある。

著者紹介

掲載記事

[連載]少子高齢化時代にふさわしい「社会保障制度」について考える

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