今回は、日本国内で「米国株式」を取引する方法を見ていきます。※本連載は、亜州IR株式会社が編集・発行した書籍『米国株四半期速報 2017年春号』の中から一部を抜粋し、米国株の基礎知識とダウ採用30銘柄に選ばれた企業情報を15社ご紹介します。

主な方法は、国内委託取引・外国取引・国内店頭取引

日本国内で米国株式を取引する方法は、主として3つあります。取扱証券会社によって取引方法に若干の違いがありますが、以下、一般的な3方法をまとめてみます。

 

<国内委託取引>

 

東京証券取引所に上場する外国籍企業、大阪証券取引所に上場するカントリーファンドなど、日本国内の取引所に上場する外国株式の取引です。売買の方法は、国内の一般的な上場株式と同様。取引のコストも、国内上場株式と同じ扱いになります。なお、2017年2月現在、東京証券取引所に上場している株式は米国企業4社、英国(ケイマン)1社、マレーシア企業1社の合計6社です。

 

<外国(委託)取引>

 

投資家からの注文を、証券会社が海外の証券取引所・市場に取り次ぐ委託取引です。

 

●指値、成行による注文が可能です。

●約定価格、為替、受渡代金は通常、翌営業日に確定します。

 

<国内店頭(仕切り)取引>

 

投資家からの注文に対し、証券会社が取引の相手方となって、証券会社が提示する価格で売買する相対取引です。証券会社が価格を提示している銘柄が取引対象となります。証券会社が提示する条件(価格・数量等)と投資家の希望する条件が合致した場合に取引が成立します。

 

●市場を通さず、速やかに売買ができます。

●約定と同時に約定価格、為替、受渡代金が確定します。

●委託取引と異なり、銘柄が限定されます。

米国株の注文方法と決済方法、および米国の祝祭日

[図表1]注文および決済方法

日本の証券会社から米国株の売買をする場合、各社によって取引の仕組みが違います。
日本の証券会社から米国株の売買をする場合、各社によって取引の仕組みが違います。

 

[図表2]米国の祝祭日

米国株四半期速報 2017年春号

米国株四半期速報 2017年春号

亜州IR株式会社

亜州IR株式会社

米国企業への投資を考える個人投資家がここ数年で非常に増えてきました。弊社米国株四半期速報は2012年春号の初版から5年に渡り、四半期ごとに発行。米国株投資家必携のハンドブックとして親しまれてきました。編集の基本方針…

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