「ローソク足2本の組み合わせ」で分析する株の売買動向

今回は、「ローソク足2本の組み合わせ」から株の売買動向を分析する方法を見ていきます。※本連載は、株式アナリストとして知られる秋津学氏の著書、『勝率9割5分を目指す 株価チャート黄金練習帳』(毎日新聞出版)の中から一部を抜粋し、株式投資で勝つためのチャート分析のポイントを具体的にご紹介します。

相場の実勢を知るには、複数のローソク足の分析が有効

ローソク足1本より、2本、3本の組み合わせの意味をつかむほうが、その相場の実勢を分析するのに役に立ちます。ローソク2本の組み合わせ6種の意味の基本は図表で簡単に説明しています。

 

[図表1]ローソク2本の組み合わせ

組み合わせの出現位置は「高値圏」か「安値圏」か?

重要な点は、組み合わせが出現する位置が高値圏か安値圏かによって、①その意味が異なる、②出現後の株価の動きが基本通りには動かない場合がしばしば起きる、③ローソク足の長期の連なりを示して、高値圏・安値圏に出現するローソク足の組み合わせで、買いや売りのシグナルを読む場合、すでにその説明のチャートは「完成したもの」となっていることです。

 

③の認識は特に重要です。実際に売買している最中は、果たして、今が大底であるかどうかなど誰にもわかりません。天井か大底かは株価が過ぎてしまって、はじめて「事実」として確認できるものです。

 

確認した後だと、取れる値幅も小さくなるので、投資家は、できるだけ早く、反転のシグナルを先読みしようとします。パターン通りにいくことが多いので、シグナルが出たと判断したら、即注文し、その後の株価の動きに注意し、トレンドが安定するまで気を抜くべきではありません。

 

[図表2]判断のポイント

 

<POINT>

陰陽ローソク足2本の組み合わせは、陰と陽が表す下への勢い(↓)と上への勢い(↑)の方向で測ると、意味をとらえやすくなる。

株式アナリスト 

アットホームで実践的な株チャート研究会「積乱雲」や「秋津学の株e学習」塾を主宰し、幾多の黒帯投資家を輩出してきた株投資ナビゲーター。海外のカリスマ・トレーダーについて造詣が深い投資ジャーナリストでもある。
著書に、株練習帳ブームを起こした『株価チャート練習帳』を始め、鋭い筆鋒で「会社四季報」を批判した『裏読み「会社四季報」』(角川oneテーマ21)や『勝率9割を目指す 株価チャート練習帳』『「雲と線」私だけの株・FX 教科書』(共に毎日新聞社)などがある。
またKindle 電子書籍には『「株スイング」錬金術』『「株デイトレ」錬金術』『もうだまされない! 株式相場のダマシを簡単に見抜く法』『「移動平均線」満足度99%の株売買術』『最強の株ワザ25』『大きく稼ぐトレーダーは「ブレーク法」を使う』『大きく稼ぐトレーダーは「ロスカット」が上手』など多数。英国大学元客員フェロー(Ph.D.)。

著者WEBサイト:https://akitsumanabu.wordpress.com/

著者紹介

連載株価チャートの「勝ちパターン」を捉える基本原則8ヶ条

勝率9割5分を目指す 株価チャート黄金練習帳

勝率9割5分を目指す 株価チャート黄金練習帳

秋津 学

毎日新聞出版

株価チャートによる儲け原理は、株をできるだけ安値で買って、高値で売る、ということに尽きます。そのために、チャートが示唆する売買シグナルや株情報、市場の地合い、企業業績などで判断します。そして、配当やファイナンス…

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