株価変動を予測するための「チャート分析の三本柱」とは?

今回は、株価変動を予測するための「チャート分析の三本柱」について見ていきます。※本連載は、株式アナリストとして知られる秋津学氏の著書、『勝率9割5分を目指す 株価チャート黄金練習帳』(毎日新聞出版)の中から一部を抜粋し、株式投資で勝つためのチャート分析のポイントを具体的にご紹介します。

代表的な「テクニカル分析」を理解すればまず困らない

株価の動きと出来高や売買代金のエネルギーから、将来の株価や波動を予測しようというのがテクニカル分析です。これは、すべての情報は、株価に織り込まれているはずだという考えを根拠にしています。

 

テクニカル分析の代表格が、株価の足取りを図式化したチャートで、一番利用されているのが、江戸期から馴染みのある「ローソク足」です。株価の動きを理解するために、さまざまなテクニカル指標がありますが、まずは株価チャートを理解すれば投資に大いに役に立ちます。指標にくわしいことが必ずしも立派な投資成績に結びつくものではなく、チャート分析の基本の基本である以下の3つを十分理解すれば、実践で困ることはほとんどありません。

分析に不可欠な、ローソク足・移動平均線・出来高

①ローソク足

「酒田五法」という理論によるローソク足の組み合わせの取り決めに従って株価の変動を表しており、ローソク足の連なりから相場の勢いや方向性を読み取る一連の戦術が利用できる。

 

②移動平均線

株価の平均値をグラフにしたもので、大まかな相場の流れやトレンドを把握できるすぐれものだ。移動平均線の戦術は複合的で、トレンド線を使うブレーク法、基本的に二重移動平均線を使って売買ポイントを示唆するグランビル法、そして波動法というダイナミズムを使って視覚的に相場の実相を理解する。

 

③出来高

売買の成立した株数を棒グラフにしたもので、相場のエネルギーがわかる。具体的には天井・底を通過したかどうか、上昇トレンド・下降トレンドに入ったかどうかを理解できる。

 

これらひとつひとつを分析したり、3分析を総合的に使い、株をいくらの値価で買ったらよいのか、売ったらよいのかを判断・決断します。

 

【図表1 チャート分析三本柱の役割】

 

<POINT>

正確な株価チャート分析を行うためには、①ローソク足、②移動平均線、③出来高――の三位一体の総合的分析が必須である。

株式アナリスト 

アットホームで実践的な株チャート研究会「積乱雲」や「秋津学の株e学習」塾を主宰し、幾多の黒帯投資家を輩出してきた株投資ナビゲーター。海外のカリスマ・トレーダーについて造詣が深い投資ジャーナリストでもある。
著書に、株練習帳ブームを起こした『株価チャート練習帳』を始め、鋭い筆鋒で「会社四季報」を批判した『裏読み「会社四季報」』(角川oneテーマ21)や『勝率9割を目指す 株価チャート練習帳』『「雲と線」私だけの株・FX 教科書』(共に毎日新聞社)などがある。
またKindle 電子書籍には『「株スイング」錬金術』『「株デイトレ」錬金術』『もうだまされない! 株式相場のダマシを簡単に見抜く法』『「移動平均線」満足度99%の株売買術』『最強の株ワザ25』『大きく稼ぐトレーダーは「ブレーク法」を使う』『大きく稼ぐトレーダーは「ロスカット」が上手』など多数。英国大学元客員フェロー(Ph.D.)。

著者WEBサイト:https://akitsumanabu.wordpress.com/

著者紹介

連載株価チャートの「勝ちパターン」を捉える基本原則8ヶ条

勝率9割5分を目指す 株価チャート黄金練習帳

勝率9割5分を目指す 株価チャート黄金練習帳

秋津 学

毎日新聞出版

株価チャートによる儲け原理は、株をできるだけ安値で買って、高値で売る、ということに尽きます。そのために、チャートが示唆する売買シグナルや株情報、市場の地合い、企業業績などで判断します。そして、配当やファイナンス…

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