スーパーでのコメ価格は5週連続で5キロの平均価格が3,000円を下回り、10月5日~11日の週で2,837円に
一方、物価の下落要因になっているのは、前年の反動があるコメです。スーパーでのコメ5キロの平均価格は、25年12月29日~26年1月4日には4,416円の最高値をつけました。その後26年3月9日~15日の週で3,980円と28週ぶりに4,000円を下回りました。そして下落基調が続き、9月7日~13日の週では5キロの平均価格が、前週より32円安い2,971円になりました。3,000円を下回るのは、24年9月2日~8日以来、約2年ぶりでした。
10月5日~11日の週では5キロの平均価格が2,837円になりました。5週連続低下で3,000円を下回っています。
コメは、在庫水準の高さなどを背景に下落基調が続いています。米穀安定供給確保支援機構の9月分「米取引関係者の判断に関する調査」では、主食用米の現在の需給動向DIは16となり、緩んでいる状態にあると認識されていることが分かりました。
9月分の今後3ヵ月のコメ価格・見通し判断DIは、8月より10ポイント増の28になり、13か月ぶりに上昇に転じました。しかし、判断の分岐点50を下回っているので、さらに低くなるであろうとの認識が強くなっていますが、その度合いは前月よりは緩和しています。
スーパーでのコメの平均価格の前年同週比は、26年3月2日~8日の週で▲1.6%と前年比マイナスになりましたが、その後、10月5日~11日の週の▲31.5%まで32週連続でマイナスになっています。
10月のESPフォーキャスト調査で消費者物価(生鮮食品除く総合)前年同月比の予測総平均は、今後2027年1~3月期の+3.11%まで高まり、その後、27年4月の飲食料品の消費税減税開始に伴い鈍化する見通し
10月ESPフォーキャスト調査で、消費者物価上昇率(生鮮食品除く総合)の予測総平均は、26年度+2.25%、27年度+1.30%、28年度+1.91%になりました。
26年7~9月期の消費者物価(CPI)上昇率(生鮮食品除く総合、前年比)の予測総平均は+1.89%。その後、27年1~3月期の+3.11%(9月調査では+3.08%)まで伸び率が高まりますが、27年度に入ると、27年4月の飲食料品の消費税減税開始に伴い大きく低下し、+2.0%を下回る見込みです。
※なお、本投稿は情報提供を目的としており、金融取引などを提案するものではありません。
宅森 昭吉(景気探検家・エコノミスト)
三井銀行で東京支店勤務後エコノミスト業務。さくら証券発足時にチーフエコノミスト。さくら投信投資顧問、三井住友アセットマネジメント、三井住友DSアセットマネジメントでもチーフエコノミスト。23年4月からフリー。景気探検家として活動。現在、ESPフォーキャスト調査委員会委員等。



