2026年10月の暮らし向き判断DIは37.1で、5月29.9以来の低水準だった9月31.0から3カ月ぶりに上昇
暮らし向き判断DIは、2026年1月は24年9月41.0以来16カ月ぶりの40台に戻り、2月はさらに40.4へと5か月連続で上昇しました。その後、中東情勢緊迫化の影響で、3月34.5、4月33.6、5月29.9と3カ月連続で低下し、25年5月28.0以来12カ月ぶりの低い水準になりました。その後、26年6月36.3、7月は24年9月と同じ41.0に戻りました。しかし、8月37.5と3カ月ぶりに低下しました。続く9月は31.0へと2カ月連続低下、5月の29.9以来の水準になりました。10月は37.1と3カ月ぶりに上昇しました。
帝国データバンクの9月30日に発表された10月の「食品主要195社・価格改定動向調査」の結果で、10月の飲食料品値上げが3,153品目で26年内では9月(4,965品目)に次いで2番目に多い水準になったこと、3年3カ月ぶりに2カ月連続で3,000品目を超えたこと、26年の飲食料品値上げ品目数の累計(1~12月までの判明分)が2万187品目であると判明し2年連続で年間2万品目を超えることが大きく報道されました。改めて、中東情勢の悪化による原油・ナフサ高に加え、人件費や物流費、円安などの影響が値上げ品目数を大幅に押し上げたという見方が、9月、10月の暮らし向き判断DIが弱含んだ要因のひとつになったと思われます。
2026年10月まで5年2カ月間の物価上昇判断DIと暮らし向き判断DIの相関係数は▲0.5893
消費者マインドアンケート調査の暮らし向き判断DIと物価上昇判断DIの相関係数は2016年9月から2021年8月までの最初の5年間は0.01と無相関でしたが、2021年9月から2026年6月までの最近の4年10カ月間では▲0.6423のマイナスで逆相関の関係がありました。
3カ月経った2021年9月から2026年10月までの最近の5年2カ月間の相関係数は▲0.5893とマイナスが小さくなり、逆相関の関係がやや弱くなりました。
なお、将来的に日銀が目指す物価目標である消費者物価指数前年比+2%が安定的に実現した場合、物価上昇判断DIは全員が「やや上昇」を選択するときの75.0程度になることが期待されます。


