2つの政策は「高市首相の悲願」なのか
食料品の消費税2年間ゼロと給付付き税額控除の導入は、いずれも消費税の負担軽減という点では共通しています。ただし、そのルーツは同じではありません。
食料品の消費税ゼロについては、高市首相が自民党総裁になる以前から強く主張していた政策です。一方、給付付き税額控除は、福田政権や民主党政権の時代から検討され、その後、石破政権で再び浮上した政策です。
そう考えると、この2つの政策が現在セットになっているのは、首相の「悲願」という側面だけでなく、政権の枠組みや各党の公約、野党との協調など、政治的な事情も影響していると考えられます。
食料品の消費税2年間ゼロと給付付き税額控除の導入は、果たして高市首相の「悲願」なのでしょうか。それとも、政局の中で形づくられた政策なのでしょうか。両者のルーツをたどると、その答えは一つではないようです。
矢内 一好
国際課税研究所
首席研究員
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