銀行の「儲けすぎ」に40%課税――イタリアが導入した超過利潤税【国際税務の専門家が解説】

銀行の「儲けすぎ」に40%課税――イタリアが導入した超過利潤税【国際税務の専門家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

金利上昇を背景に、日本の大手銀行が好調な決算となっています。では、金利上昇によって膨らんだ銀行の利益に、政府はどう向き合うべきなのでしょうか。参考になるのがイタリアです。2023年、イタリア政府は銀行の超過利潤に40%の課税を打ち出し、銀行株が急落するなど市場に大きな衝撃を与えました。なぜイタリアは銀行への超過利潤税を導入したのでしょうか。イタリアの税制とともに見ていきます。

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北部と南部で経済格差、イタリア経済の特徴

イタリアはEU加盟国であり、G7の参加国でもあります。2026年のGDP世界ランキングでは、欧州勢としてドイツ、英国、フランスに続く8位に位置しています。

 

観光地としてはフランスやスペインと並んで多くの観光客を集めていますが、政治・経済の分野では、英国、ドイツ、フランスに比べると、やや目立ちにくい存在といえるでしょう。

 

イタリアには、国内に2つの独立国が存在するという特徴もあります。ローマ市内にはバチカン市国があり、イタリア中部にはサンマリノ共和国があります。また、イタリアはスイス国内にも飛び地を有しています。

 

経済面では、北部に工業地帯が集中しており、南部との間に経済格差があります。近年では、南部のカンパニア州を含む地域に特別経済区(SEZ)が設けられ、企業に対する税制上の優遇措置や行政手続きの簡素化などを通じて、地域経済の活性化が図られています。

 

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