(※写真はイメージです/PIXTA)

国税庁が「評価額を意図的に下げることによる極端な節税」が行われていることを踏まえ、非上場株式の株価算定ルールを見直す方針であることが一部報道で明らかになった。1964年に現行ルールが策定されて以降初の抜本的な変更となる見通しだが、実はこの「評価が安すぎるのではないか」という指摘自体は、すでに36年前の国会審議で交わされていたものだ。国税庁が有識者会議で示した具体的な株価圧縮スキームと併せて、株価算定方式の見直しに至る経緯を整理する。※本連載は、THE GOLD ONLINE編集部ニュース取材班が担当する。

「総則6項」による個別否認だけでは限界

極端な節税スキームの事例については、これまで財産評価基本通達の「総則6項」によって、個別に対応することが可能だった。

 

しかし、個別否認では、税務当局と納税者の双方にとって、どのような取引が総則6項による否認の対象となるのかを事前に見通しにくく、予測可能性を確保しにくいという問題がある。

 

今回の見直しでは、問題のある取引を総則6項によって個別に否認するだけではなく、そもそも評価通達の仕組み自体を見直し、極端な評価額の圧縮が生じにくい制度にする方向が検討されている。

 

THE GOLD ONLINE編集部ニュース取材班

 

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