店側の事情
明治安田生命が毎年実施している「夏に関するアンケート調査(2026年)」によると、今年の夏休み予算の平均額は8万5,145円と、5年ぶりに予算が減少。その理由のトップは「物価高で家計が苦しいため」の66.8%です。
「少しでも出費を抑えたい」と考える子育て世代にとって、食べきれないとわかっていながらの注文に違和感を覚えてしまうのも、無理はないのかもしれません。
一方、店側からすれば、こうしたルールを設ける事情もあります。飲食店にとって、席は売上に直結する限られた資源です。特に席数の少ない個人店では、1組の滞在時間や注文数が店の経営に大きく影響します。
まして夏休みや連休など、観光客が増える時期は店の前に長い行列ができることも珍しくありません。
例えば、4人家族が来店して4席を使いながら、注文するのが大人2人分だけだった場合、店側としては「席を4人分使っている以上、4人分の注文をお願いしたい」と考えるのも無理はないでしょう。
「お一人様1品」「お子様も1品」などのルールは、こうした事情から設けられています。
こうした「子どもも1人1品ルール」については、世間でも様々な意見が見られます。店側にも、子どもが食べきれる量のメニューを用意するなどの配慮を求める声がある一方、「店で席を使うのであれば、子どもも注文するのが当たり前」という声も。
夏休みの今、普段以上に混雑する観光地の飲食店。子連れ客にとっても、店側にとっても、「お互いさま」とはいかない難しさがあるようです。
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