万が一の時に立ちはだかる「仕事の経験」より高い壁
その後、加奈子さんからは何の連絡もありません。実際に彼女がプライドを捨てて働きに出られたのか、和代さんには確かめる術もありません。
60歳や65歳を過ぎると、「もう人生の逃げ切り体制に入った」「自分はもう大丈夫だ」と油断してしまいがちです。しかし、家族のトラブルや金銭的な破綻は、年齢に関係なく突然襲いかかってくることがあります。
専業主婦として暮らしてきた場合、万が一の時に立ちはだかるのは「経歴の有無」そのものよりも、「過去のプライドや生活水準を捨てきれない自分の心」です。
どんな仕事であれ自分の足で立って働く覚覚悟を持っておくこと。それこそが、何が起きるか分からない人生の後半戦を生き抜くために必要なのかもしれません。
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