「孫はみんな可愛い。でも、平等にはできなかった」…年金月25万円・69歳夫婦が次女一家だけに援助した〈350万円〉。実家帰省で勃発した“修羅場”

「孫はみんな可愛い。でも、平等にはできなかった」…年金月25万円・69歳夫婦が次女一家だけに援助した〈350万円〉。実家帰省で勃発した“修羅場”
(※写真はイメージです/PIXTA)

子どもが困っているなら助けたい――それは親としてごく自然な感情でしょう。しかし、その善意が思わぬ「不公平」を生み、家族関係に深い亀裂を残してしまうことがあります。経済状況の異なる2人の娘を持つ69歳夫婦は、次女一家への援助を続けた結果、長女から涙ながらに責められることに。親心と公平感、そのバランスはどう取るべきなのか。見ていきましょう。

「悪意のない孫差別」をしてしまわないために

ソニー生命保険の「子どもの教育資金に関する調査2026」によると、大学生以下の子どもを持つ親に対して「子どもの教育費の負担を重いと感じる」がどの程度あてはまるかについて、「非常にあてはまる」が19.1%、「ややあてはまる」が41.8%。合計すると60.9%に上りました。

 

小学生に限定しても、「非常にあてはまる」が14.1%、「ややあてはまる」が46.0%。計60.1%と6割を超えています。もちろん、子どもにかかる費用は教育費だけでは済みません。こうした状況から、祖父母が子や孫に援助すること自体は、珍しいことではありません。

 

伊東さんが直面したのは、より困っている孫を優先して援助し、姉妹間の不公平を生み出してしまったこと。経済的に余裕のある長女には、援助が不要だと判断したのでしょう。しかし、援助がなかったという事実は、長女にとって「愛情にも差があった」と受け止められてしまいました。

 

家計が厳しそうで、距離感も近い次女一家を援助をしたくなるのは、ある意味仕方のないことです。伊東さんのいうとおり「完全に平等」というのは現実的に難しいでしょう。だからこそ必要なのは、「なぜ次女一家を支援していたのか」という理由をきちんと伝えること。そして、その援助差=愛情の差ではない、ということを理解してもらうことです。

 

孫への援助だけではなく、美香さんが自身が以前から抱えていた不公平感が爆発した形でもあります。親側も初めての子育てで躾けに力が入っていたのかもしれません。あるいは、「お姉ちゃんなんだから」と無意識に我慢をさせていた可能性もあります。そうした誤解を解きながら、孫に対する公平感を意識し、お互いを理解し合うことが大切だといえます。

 

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