“タダ同然”でランクルやベンツに乗り換え…経営者があえて「4年落ちの高級車」を狙うワケ【税理士が解説】

“タダ同然”でランクルやベンツに乗り換え…経営者があえて「4年落ちの高級車」を狙うワケ【税理士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

一生懸命稼いだ利益が税金で持っていかれるのを防ぐため、「会社で高級車を買って節税したい」と考える経営者は少なくありません。しかし、「今期は儲かったから決算前に新車を買おう」というやり方では、法人税に対してほとんど節税効果がありません。車種と購入のタイミングを正しく選べば、実質的な負担をかなり抑えながら高級車に乗り続けることが可能です。本記事では、税理士法人グランサーズ共同代表の黒瀧泰介氏が、タダ同然で毎年高級車を乗り換える具体的な仕組みと、失敗しないための注意点を解説します。

高級車節税スキームの「3つの注意点」

このスキームは強力ですが、一歩間違えると想定どおりの節税効果が得られないため、以下の3点に厳重な注意が必要です。

 

1.決算前の“駆け込み購入”では意味がない

日本の減価償却は「月割り計算」です。1年で全額経費になるのは、事業年度の1年間まるまる車を所有していた場合のみです。たとえば、もし決算月に1,200万円の車を駆け込みで購入しても、その期に経費にできるのは1ヵ月分(12分の1)の100万円だけです。

 

効果を最大限に生かすなら、「事業年度の最初の月(期首)」に購入してすぐに使い始めるのが鉄則です。ただし、購入時に支払う消費税については一括で仕入税額控除できるため、決算ギリギリの購入でも一定の節税効果は見込めます。

 

2.減価償却は契約日ではなく「納車日」が基準

減価償却をスタートできるのは「事業の用に供した日(実際に使い始めた日)」からです。契約書にハンコを押してお金を払った日ではありません。

 

人気車や輸入車は納車までに時間がかかることが多く、決算月までに納車が間に合わなければ経費化が次期にズレ込んでしまいます。自社の期首のタイミングにぴったり納車されるよう、販売店との綿密な連携が必須です。

 

3.事故による価値下落リスク

車に乗る以上、事故のリスクは避けられません。もし事故を起こして「修復歴(修理歴)」がついてしまうと、いくらリセールバリューが高い車種でも売却時の価値が大きく下がってしまい、スキームが崩壊して損をしてしまいます。節税目的の車であるからこそ、安全運転には細心の注意を払う必要があります。

 

 

高級車を利用した節税スキームは強力ですが、絶対に価値が下がらないとは言い切れないことや、月割り計算・納車日のズレ、事故などのリスクも伴います。

 

これらのリスクを踏まえたうえで、会社の資産を防衛する手段として活用していくことが重要です。

 

<<社長の資産防衛チャンネル【税理士&経営者】の全編動画はコチラ>>

 

黒瀧 泰介

税理士法人グランサーズ共同代表/公認会計士・税理士

 

税理士法人グランサーズの新進気鋭の税理士が解説
個人・法人の税金対策セミナー>>online
マイクロ法人中古太陽光海外移住etc.

 

富裕層だけが知っている資産防衛術のトレンドをお届け!
>>ゴールドオンライン・エクスクルーシブ倶楽部<<

 

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

※本記事は、YouTube『社長の資産防衛チャンネル【税理士&経営者】』より動画を一部抜粋・再編集したものです。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧