「妻であり、最高の親友」を失った70代父の告白
「なぜ父のように真面目な人が……本当に悔しい」
44歳の会社員・誠司さん(仮名)は憤ります。
地方で一人暮らしをする誠司さんの父(73歳)は、もともと真面目で慎重な性格。公務員を退職後も週3回のアルバイトをして、年金月約18万円と合わせて月30万円ほど。貯蓄も2,800万円ほど保有し、老後生活は安泰なはずでした。
事の始まりは、父が71歳のとき。長年連れ添った母ががんで急逝したことでした。母を「妻であり、最高の親友」と呼んでいた父にとって、その喪失感は想像を絶するものでした。ショックを受けた父はアルバイトにも足が向かなくなり、家に引きこもりがちになります。
そんな父の様子に心配しましたが、夏の帰省時には「最近、近所の麻雀教室に通い始めたんだ」と笑顔を見せ、誠司さんを安心させていました。
ところが、それから半年後、正月に帰省すると父の様子は一変。やつれ果て、明らかに何かを隠していました。
「父さん、どうしたの。元気になったと思ったのに」
誠司さんが聞くと、父は涙ながらに衝撃の告白を始めました。
「恥ずかしくて、こんなことをお前にいいたくなかったんだが……」

