(※写真はイメージです/PIXTA)

「周りの若い世代はとっくに始めているのに、50代の自分が今さら新NISAをスタートしても遅すぎるのではないか」と、一歩を踏み出せずにいる人は少なくありません。しかし実際は、50代こそ、老後資金のラストスパートをかけられる「人生最後の貯め時」です。今回は、酒井富士子氏の著書『60分でわかる! 新NISA 超入門[改訂新版]』(技術評論社)より、50代以降の新NISA活用プランをみていきましょう。

60代までは温存…計画的に取り崩し、老後資金を長持ちさせる

60代になると年金生活が近づき収入が減るほか、若いころと比べて病気やケガへのリスクがだんだんと高まっていきます。そこで必須となるのが、医療費・介護費への備えです。

 

図表2は、60歳以降の医療費・介護費への備えのプランを、60~75歳、75~85歳、85歳以降の3つの時期に分けて示したものです。それぞれの時期に適した備えのプランを具体的に見ていきましょう。

 

出典:『60分でわかる!新NISA超入門[改訂新版]』(技術評論社)より抜粋
[図表2]60代以降は生活資金の補てん以外にも医療・介護への備えが必要 出典:『60分でわかる!新NISA超入門[改訂新版]』(技術評論社)より抜粋

 

60~75歳は、多くの人はまだまだ元気な時期ですが、病気やケガによって医療費や介護費が発生することも十分に考えられます。とはいえ、より負担が増える75歳以降に向けて、この時期の医療費、介護費については新NISAやiDeCoは温存して、預貯金などの「手持ち資金」で備えたいところです。

 

75~85歳は、後期高齢者の世代に突入し、健康不安が顕著になる時期です。医療費や介護費の負担も増していくため、それらを手持ち資金で補えなくなった場合には、新NISAで貯めていた老後資金の一部を充ててもよいでしょう。ここから先にかかる費用に向けて、60歳時点で定年退職金を新NISAのつみたて投資枠で運用し、資金を増やすのも一考です。

 

85歳以降になると、病気やケガによって自立した生活が困難になり、介護施設への入居を検討する人も出てくると思います。入居金は大きな出費となりますが、これまで新NISAやiDeCoで貯めていた老後資金を現金化することで対応しましょう。

 

まとめ

□75歳までの医療費・介護費は、極力「手持ち資金」でまかないたい

□75歳以降の医療費・介護費は、iDeCoや新NISAを現金化して対応

 

 

酒井 富士子

株式会社回遊舎 代表取締役

経済ジャーナリスト

ファイナンシャル・プランナー

 

 

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※本連載は、酒井 富士子氏の著書『60分でわかる! 新NISA 超入門[改訂新版]』(技術評論社)より一部を抜粋・再編集したものです。

60分でわかる! 新NISA 超入門[改訂新版]

60分でわかる! 新NISA 超入門[改訂新版]

酒井 富士子

技術評論社

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