売りたくても、1円でも買い手がつかない「限界資産」
都会に戻るには再び家賃や引っ越し費用が必要になりますが、それ以前に買い手が見つかりません。
「もう、いくらでもいいと、タダに近い金額まで下げてもダメでした」
追い打ちをかけるのが、マンションの老朽化問題です。
「築年数も古いですし、もし大規模修繕や解体の話が出たら、その費用を私たち所有者で負担する可能性があると聞きました……」
この家を持ち続けている限り、管理費や修繕積立金、固定資産税からは逃れられません。松島さんは今も、ここで老後を終えるのか、どうにか道を探して再び都会に戻るのか。決断できずにいます。
家を買う決断をする前に「絶対にすべきこと」
こうした事態を避けるためには、なぜそれほど安いのかを確認することが不可欠でした。松島さんのように、買うときは激安でも、「売れない、貸せない、住み続けるしかない」という三重苦に陥る可能性もあります。
不動産は買うことより、売る(手放す)ことの方が遥かに難しいのです。検討する際には、別の不動産屋に「もしここを買って、3年後に売り出したら買い手はつきますか?」と確認するのも一つの手です。
また、雪のエリアへの移住の際に、春や秋の気候が良い時期だけを見て購入を決めるのも危険です。「雪ぐらい大丈夫」と思っていても、実際は想像以上に厳しく感じるケースが少なくありません。
冬場にマンスリーマンションやホテルに1〜2週間滞在してみる。実際に雪かきを体験し、地元のスーパーまでのアクセス(冬道の運転)を確認する。「この雪と寒さに70代、80代になっても耐えられるか?」をシビアに判断する機会を持ちましょう。
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