(※写真はイメージです/PIXTA)

離れて暮らす親に仕送りをしていると、「これで生活は支えられているはずだ」と考えてしまいがちです。しかし、実際の家計は収入の合計だけでは見えません。総務省統計局『家計調査報告〔家計収支編〕2025年(令和7年)平均結果の概要』によると、65歳以上の単身無職世帯の可処分所得は月11.8万円、消費支出は14.8万円と、平均的に赤字です。そこに個人の価値観や習慣が加わることで、「お金の使われ方」は家族の想定と大きくずれることがあります。

仕送りしているのに足りない?…家計の実態と“使い道のズレ”

「正直、裏切られた気持ちでした」

 

そう語るのは、会社員の由紀さん(仮名・44歳)です。

 

母(仮名・70代)は一人暮らし。年金は月13万円ほどで、「生活はぎりぎり」という認識でした。由紀さんは数年前から、毎月6万円の仕送りを続けていました。

 

「自分の生活も余裕があるわけではないですけど、母に困ってほしくなくて」

 

年金と合わせれば月19万円。持ち家で家賃負担もなく、「最低限の生活はできるはず」と考えていたといいます。

 

母からは、たびたび「助かっている」「本当にありがたい」と言われていました。ただ一方で、「今月は少し厳しくて」と追加の相談を受けることもありました。

 

「最初は、“やっぱり足りないんだ”と思っていました」

 

違和感を覚えたのは、帰省したときのことでした。

 

室内はきれいに片付いており、生活に困窮している様子は見られませんでした。食材もそれなりにそろっている。極端に節約している様子でもない。

 

「思っていた“苦しい生活”とは少し違いました」

 

決定的だったのは、たまたま目に入った郵便物でした。クレジットカードの明細です。そこには、見慣れない項目が並んでいました。

 

「定期的に引き落とされている“会費”のようなものがいくつもあって…」

 

調べていくと、通販サイトの有料会員、健康食品の定期購入、さらには動画配信サービスなど、複数のサブスクリプション契約が重なっていたことが分かりました。

 

「1つ1つは数千円なんです。でも合計すると、かなりの金額でした」

 

さらに、単発の通販利用も頻繁に行われていました。衣類や雑貨、健康器具などが、定期的に届いていたのです。

 

「生活に困っているというより、“お金が足りない状態を自分で作っていた”ように見えました」

 

由紀さんは戸惑いを隠せなかったといいます。

 

「こっちは必要な生活費だと思って送っていたのに、その使い方がこれなのか、と…」

 

 \4月14日(火)ライブ配信/
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