(※写真はイメージです/PIXTA)

生涯独身を貫き、個人の設計事務所を営むUさん(52歳・男性)。現在の金融資産はすでに1億2,000万円にのぼり、60歳で1億5,000万円まで増やしたうえで完全リタイアする計画を立てています。年金は減額されても「早くもらうのが得」と繰上げ受給を選択予定。老後不安とは無縁に思える堅実な50代男性ですが、長年染みついた金銭感覚ゆえに、完全リタイアを前にして「まさかのジレンマ」に直面することに……。

「あり余るお金」を持つがゆえの悩み

「この計算だと、仮に90歳まで生きたとして、途中で大きな病気をしたり家のリフォームをしたりして3,000万円ほど使ったとしても、死ぬ間際に1億円以上の資産が残ってしまうんですよね」

 

独身のUさんには、財産を遺すべき配偶者や子どもがいません。甥や姪に譲るという選択肢もありますが、できれば自分が稼いだお金は生きているうちに使い切りたいという思いがあります。

 

「もっとパーッと使おうと、頭では思ってるんですよ。でも、いざお金を使おうとしても、長年染みついた金銭感覚のせいか、なかなかできません」

 

自分と同じように独立して事務所を構えた同業の友人たちは、高級車を乗り回したり、夜の街へ飲みに出かけたりと、派手にお金を使って人生を謳歌しているといいます。

 

「彼らのそういった充実した姿を見ると、ある意味うらやましいなと思うこともあります。でも、どうもあの生き方は自分にはできなくて」

 

「このままだと大金を余らせたまま、あの世に行くことになりそう」と、お金が足りないという老後不安とは無縁なUさん。しかし「どうやって自分らしくお金を使い切るか」という新たな悩みに直面しています。

数字で見る「富裕層」のリアルと年金繰上げ受給者の実態

Uさんのように、堅実な働き方と運用で多額の資産を築く人は、年々増加しています。株式会社野村総合研究所の推計によると、2023年時点で純金融資産1億円以上5億円未満の「富裕層」は153.5万世帯に達し、調査を開始した2005年以降、増加を続けています。

 

また、Uさんが計画している「年金の繰上げ受給」ですが、決して珍しい選択ではありません。厚生労働省の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、国民年金(基礎年金のみ・旧国民年金)の受給権者のうち、繰上げ受給を選択している割合は23.2%にのぼります。

 

繰上げ受給者の平均年金月額は約4万6,000円(46,448円)であり、Uさんの「月5万円ほど」というシミュレーションは、データから見ても実態に即した現実的な水準といえます。

 

長年染みついた「地味で堅実な金銭感覚」を急に変えるのは容易ではないかもしれません。

 

しかし、豊富な資金を「自分自身の安心と快適な最期」のために思い切って使うことは、身軽な独身の資産家だからこそできる、有意義なお金の使い方といえるのではないでしょうか。

 

[参考資料]

株式会社野村総合研究所「日本の富裕層・超富裕層は合計約 165万世帯、その純金融資産の総額は約 469 兆円と推計」

厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧