(※写真はイメージです/PIXTA)

孫と過ごす時間は、多くの祖父母にとってかけがえのない喜びの時間です。ですが、それが“たまに”ではなく日常のように続くと、家計や体力、生活リズムに小さくない影響が及びます。総務省統計局『家計調査報告〔家計収支編〕2025年(令和7年)平均結果の概要』では、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の可処分所得は月22万1,544円、消費支出は26万3,979円で、平均すると月約4.2万円の赤字です。老後の暮らしは、もともと貯蓄の取り崩しを前提に成り立ちやすい構造にあります。

うれしいはずの帰省が重荷に…

「また今日も来るのね……」

 

そう口にしたあと、自分でも少し嫌な気持ちになったと話すのは、洋子さん(仮名・72歳)です。夫と2人暮らしで、年金は合計月20万円ほど。貯蓄は約1,200万円あり、持ち家で住宅ローンもありません。ぜいたくをしなければ、静かな老後を送れるはずでした。

 

ところがここ数年、近くに住む長男夫婦の子どもが、ほぼ毎日のように家に来るようになりました。きっかけは、長男の妻がパートを始めたことでした。小学校低学年の孫は、放課後になると「ばぁば遊ぼ!」と元気にやって来ます。最初のころは、洋子さんも「家が明るくなってうれしい」と感じていました。

 

けれど、次第に負担が増えていきました。おやつを出し、夕方まで一緒に過ごし、ときには夕食まで食べて帰る。週末も「少しだけ預かって」と頼まれることが重なりました。

 

「孫はかわいいんです。でも、毎日となると話が違ってきます。こちらにも通院や買い物の予定があるし、何より気が休まらないんです」

 

実際、食費やおやつ代、飲み物代は目に見えて増えました。エアコンをつける時間も長くなり、夏場と冬場の光熱費は上がりました。大きな出費ではないものの、月単位で見ると無視できない額になっていたといいます。

 

「たまに来るなら歓迎なんです。でも、“今日も来る”が続くと、家が自分たちの生活の場所じゃなくなる感じがして」

 

さらにしんどかったのは、体力面でした。孫は元気いっぱいで、家の中でも外でも遊びたがります。洋子さんは、転ばないか、けがをしないかと気を張り続けるようになりました。夫も「孫に悪気はないが、終わるとぐったりする」と漏らすようになったといいます。

 

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