(※写真はイメージです/PIXTA)

老後の年金受給では、「いつから受け取るか」が生活設計に大きく影響します。日本では多くの人が65歳から受給を開始しますが、年金額を増やすために受給開始を遅らせる「繰下げ受給」を選ぶ人もいます。厚生労働省『令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』によれば、繰下げ受給はまだ少数派ながら、選択する人は徐々に増えています。一方で、受給開始を遅らせたことが必ずしも満足につながるとは限りません。健康状態や家族状況、支出構造によっては、「もっと早く受け取ればよかった」と感じるケースもあります。

年金繰下げは有利とは限らない

繰下げ受給は長生きするほど有利とされますが、実際には複数の要因に左右されます。

 

●健康状態

●家族の医療・介護状況

●生活費水準

●資産取り崩し期間

 

総務省『家計調査(2024年)』によれば、高齢夫婦無職世帯の平均支出は月25.6万円で、年金収入だけでは不足し、貯蓄取り崩しが前提となる構造が示されています。繰下げ期間中はこの不足をすべて貯蓄で賄うため、資産減少が加速しやすくなります。

 

「長生きするなら、理屈では繰下げは正しい。でも現実は、65歳から収入がある安心感は大きかったと思う」

 

年金は単なる総額比較ではなく、生活の資金フローに影響します。どちらが有利かは寿命だけでなく、支出と資産のバランスで変わります。

 

佐藤さんは繰下げ自体を否定してはいません。

 

「増えた年金はありがたい。でも、あの5年間は精神的にきつかった」

 

そしてこう続けました。

 

「もっと早くもらえばよかった、というより、65歳から少しでも収入があれば安心できたと思うんです」

 

年金繰下げは、理論上の増額制度です。しかし老後の生活は理論どおりには進みません。健康、家族、支出、資産の変動が重なります。繰下げの判断は「総額の得」だけでなく、「いつ収入が必要か」という時間軸で考える必要があります。

 

 

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