(※写真はイメージです/PIXTA)

今や、日本で亡くなる人の10人に1人が相続税の課税対象となる時代が到来しています。相続税は、かつてのように一部の富裕層だけに課される税金ではなく、ごく一般的な家庭にまで及ぶ「大衆課税」へと変貌したと言っていいでしょう。実際、国税庁の最新データでは、年間9,512件の相続税調査のうち、8割超で申告漏れや不正が発覚し、追徴税額は824億円にも上っています。なかでも深刻なのが無申告で、650件、142億円という巨額の追徴課税が課されています。では、人々はどのようにして相続税を逃れようとし、税務署はそれをどう見抜いているのでしょうか。現金化、名義預金、海外送金――。国税庁の調査事例から浮かび上がるのは、想像以上に巧妙で、しかし驚くほど稚拙な「財産隠し」の実態でした。

最も多い脱税手口は「生前の現金引き出し」

国税庁の公表事例を見ると、最も多い脱税手口は、実にアナログな方法です。

 

被相続人(亡くなった人)が生前に預金や株式を現金化し、自宅の金庫や貸金庫、あるいは子どもの家などに隠す。いわゆる「タンス預金」の延長線上にある手法が、今も圧倒的に多く使われています。

 

「現金にしてしまえば税務署にはバレないだろう」と考える人が少なくありませんが、これは完全な誤解です。

 

税務署は、被相続人の預金口座や証券口座を、原則として過去5年分まで遡って調査します。死亡直前に多額の引き出しがあれば、当然ながら「その資金はどこへ行ったのか」という追跡調査が始まります。

 

特に悪質なのが、被相続人が入院中に、家族が通帳と印鑑を持ち出して現金を引き出すケースです。こうした行為は、脱税以前に倫理的にも問題があり、税務調査では厳しく追及されます。

 

ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中! 

データで読み解く「日本経済」のリアル【エンタメ・スポーツ・事件編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)

データで読み解く「日本経済」のリアル【季節&気象・マインド・おもしろジンクス編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)

富裕層の資産承継と相続税 富裕層の相続戦略シリーズ【国内編】
八ツ尾順一(著)+ゴールドオンライン(編集)

 

シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!

 

子や孫の口座に移しても無意味…「名義預金」は即発覚

次に多いのが、子どもや孫名義の預金口座へ資金を移す方法です。

 

一見すると、名義を分散させれば税務署の目を逃れられるように思えますが、これも通用しません。

 

税務署は相続税調査において、相続人はもちろん、その配偶者や子、孫の預金口座まで徹底的に調査します。資金の出どころが被相続人であることが確認されれば、たとえ名義が誰であっても「名義預金」として相続財産に加算されます。

次ページ海外送金でも隠せない時代
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ エンパワー2月5日セミナーへの誘導です 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧