母親の老後について、親子間で共有できておらず…
多恵さんはがっくりと肩を落とします。
「母は60代半ば。まだ若いですよね? アラサーの私と妹は、いまは自分の生活だけで精一杯です。母と同居することも、母に金銭的な援助をすることもむずかしい。なにより、私たちが暮らした実家に、知らない男性がわが物顔で出入りして、父の車を乗り回しているのが信じられません…」
多恵さんは、これから先の長い人生を思えば、再婚自体は問題ではないと前置きしつつ、母親の現状を憂いています。
「母にはパートすることで健康維持と収入の補填をしてもらえたらと思っていたんです。ある程度年齢が来たら、家を売却して、預貯金を持って施設に入ってもらえば心配ない、と。でも、私と綾香がそう考えていることを、母にははっきりとは伝えていなかったんですよね」
「私と綾香は反対だとハッキリ言っています。母には、再婚に伴ういろいろなリスクを伝えていますが、それをどう判断するかは本人次第なので…。私はもう当分、実家に足を踏み入れる気になりませんし、なにかあっても、助ける気持ちになりません」
人生100年時代の家族関係は、親世代と子世代双方の思いが、うまくかみ合わないこともあるようです。
[参考資料]国税庁 No.4132 相続人の範囲と法定相続分
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