(※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、マネックス証券株式会社が2026年1月9日に公開したレポートを転載したものです。

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本記事のポイント

・株式の配当利回りが債券の利回りを下回る「利回り革命」

・過去のバリュエーションの検証

・配当利回りが金利より低い時代の高配当株ストラテジーの有効性

株式の配当利回りが債券の利回りを下回る「利回り革命」

東証プライム市場の予想配当利回りが10年物国債利回りを下回ったことで話題になっている。株式の配当利回りが債券の利回りを下回るのは2008年6月以来、約17年半ぶりだ。これをもってして「令和の利回り革命」などとも呼ばれている。

 

出所:Quick Astra ManagerとBloombergよりマネックス証券作成
[図表1]東証プライム市場上場銘柄の配当利回りと10年国債利回り 出所:Quick Astra ManagerとBloombergよりマネックス証券作成

 

そもそもの「利回り革命」は1950年代に株式の配当利回りが債券の利回りを下回ったことを指す。リスクのある株式の利回りは、安全資産の債券の利回りより高くて(リスクプレミアムがついて)当然であるのに、それが逆転したため「革命」と呼ばれたのだ。それが長いこと定着していたが、日本が先陣を切って2008年のリーマン・ショック以降に再び配当利回りが長期金利を上回るようになり、その後ほかの先進国でも同様の関係に戻った。それが「逆利回り革命」だ。

 

「利回り革命」→「逆利回り革命」→「令和の利回り革命」と、なんともコンフュージングなこと極まりない。リスクのある株式の利回りは、安全資産の債券の利回りより高くて当然だと述べたが、その当然の状況に戻っただけなのだから、それを「逆利回り革命」と呼んだこと自体が間違いだったのではないか。

 

まあ、いまさらそんなことをいってもどうなるものでもないが、重要なことはこれが株式のバリュエーションにどう影響するかだ。

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