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アニメ分野に関わる外国人を優遇…政府が行った大幅な要件緩和
日本政府は第2次安倍政権下の2017年以降、在留資格の大幅な要件緩和に着手した。特に李さんのように、美大でアニメなどを学ぶ留学生には恩恵が大きいものだった。政府は2017年、研究者や経営者などの「高度外国人材」を対象に、永住権の取得申請に必要な日本滞在期間を従来の5年から、一気に1〜3年に短縮した。
さらに、日本の「クールジャパン産業」に寄与するといった理由で、李さんのようにアニメやデザイン分野などに関わる外国人への優遇策も決定。「就労ビザ」取得のハードルを事実上引き下げたほか、高度外国人材への門戸も開いた。
その結果、ゲームやアニメ、デザインといった仕事に日本で就くことができれば、高度外国人材として認められやすくなり「日本永住への近道にもなる」といった認識が広まり、ここから一気に中国人の間で、日本の美大人気に火が付くことになる。
これは明らかに、従来の「高度外国人材」のイメージと中身を変えるものだった。さらにその認定ハードルすら、おおよそ高いものとは言えず、「美大ブーム」に拍車をかける形となる。
外国人の滞在ビザ取得に詳しい神奈川県内のある行政書士も、高度外国人材の認定制度の内情について、こう明かす。
「まず、外国人は日本のどこかの大学さえ卒業すれば、高度外国人材の認定を受けるのは、それほど高いハードルにはならなくなりました。さらに2017年には、日本が決めた『主要128大学』のどこかの大学さえ卒業すれば、ポイント加算される制度も導入されました。つまり、日本の難関大学を卒業しなくても、多くの外国人が高度外国人材に認定されやすくなりました」と説明する。
ここから詳しく、高度外国人材の認定ハードルについて見ていきたい。
