3億円超の箱根・伊豆・熱海の物件が売れまくり…「相続税ゼロ」の中国人が日本の不動産を買い叩く。税制の格差が生んだ、日本人が自国で“圧倒的に不利”になる現実

3億円超の箱根・伊豆・熱海の物件が売れまくり…「相続税ゼロ」の中国人が日本の不動産を買い叩く。税制の格差が生んだ、日本人が自国で“圧倒的に不利”になる現実
(※写真はイメージです/PIXTA)

「相続税・贈与税がゼロ」という中国の税制上の優位性が、日本の不動産市場における中国資本の独走を許している。日本人が重い税負担や後継者不足で土地を手放す一方、中国の富裕層は無傷の資金を背景に、日本の不動産を次々と手中に収めているのだ。日本経済新聞取材班『ニッポン華僑100万人時代 新中国勢力の台頭で激変する社会』(KADOKAWA)より、日本人が自国の土地取得において不利な立場に置かれる「制度の隙間」を明らかにしていく。※登場する取材協力者の肩書や年齢は取材当時のものです。

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相続税、贈与税がない中国

日本への相次ぐ中国資本の流入の背景には、日中の税制面の違いもある。中国には現在も、日本のような相続税や贈与税がない。そのため「中国では税負担なく、夫が配偶者や子供たちに資産をうまく分散することが可能だ」(東京シティ税理士事務所の村岡清樹税理士)。

 

無論、日本に住む中国人には相続税や贈与税の納税義務がある。だが、中国にいる間に家族間で資産を分散しておけば、もともとの資産を減らすことなく、親から子供の世代にかけて、中長期で日本に向けて投資することが可能となる。

 

一方、日本の場合、家族間でも相続税や贈与税がかかる。相続や贈与を受けるタイミングで、もともとの資産は大きく減る。「中国人が日本の不動産を、日本人以上に取得しやすい優位点はここにもある」と、村岡氏は指摘する。

 

さらに村岡氏によると、中国にいる間に財産を配偶者や子に贈与した上で、日本の不動産を配偶者や子供との共同名義で購入し、事実上、日本でも相続税や贈与税を課されずに済ませているケースもあるという。日中の税制面の違いが、中国資本による日本資産の買収を早めてはいないか。そして日本人が中国人に比べ、この日本で不利な状況に置かれているということは、果たしてないのか。再検討の余地もありそうだ。

 

次ページ日本の不動産を買いたい中国人の「本当の狙い」

※本連載は、日本経済新聞取材班による著書『ニッポン華僑100万人時代 新中国勢力の台頭で激変する社会』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

ニッポン華僑100万人時代 新中国勢力の台頭で激変する社会

ニッポン華僑100万人時代 新中国勢力の台頭で激変する社会

日本経済新聞取材班

KADOKAWA

豊富なデータ分析・実名報道で移民問題に光を当てるノンフィクション! 第2回国際文化会館ジャーナリズム大賞受賞連載をもとに書き下ろし。 「我々は日本の中に今、広がる「中国」を可視化することにした。中国人のコミュ…

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