ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
トランプ劇場と超富裕層課税 増税か、減税か――税制が映し出すアメリカの真実
奥村眞吾(著)+ゴールドオンライン(編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
家族関係を壊さず、老後を守るために
では、どうすればよいのでしょうか。大切なのは、我慢でも拒絶でもなく、線引きです。
まず1つ目は、家計の見える化です。週末にかかっている追加費用を、食費、光熱費、レジャー費として書き出してみてください。佐藤さん夫婦の場合、数字を整理したことで初めて危機感を共有できました。
2つ目は、ルールを決めること。「外食は月1回まで」「おやつは持参してもらう」「夕食は簡単なもので許してもらう」こうした小さな取り決めでも、支出は大きく変わります。
3つ目は、息子夫婦との対話です。家計簿をみせながら、現実を共有することは決して恥ではありません。老後資金は有限であり、それを守ることは家族全体の安心につながります。
佐藤さんが意を決して現状を伝えると、息子さんは驚き、こう答えました。「いってくれてよかった」以来、訪問時には食材を持参するようになりました。
孫は、人生の喜びです。しかし、老後の安心を犠牲にしてまで背負うものではありません。愛情と家計、その両方を守るために必要なのは、勇気ある一言と、冷静な数字です。老後破綻は、静かに始まります。だからこそ、気づいたいまが、立て直しの最初の一歩なのです。
波多 勇気
波多FP事務所 代表
ファイナンシャルプランナー
【注目のセミナー情報】
【短期償却】5月27日(水)オンライン開催
《所得税対策×レバレッジ投資》
インフラ活用で節税利益を2倍にする方法
【資産運用】5月30日(土)オンライン開催
「金(ゴールド)価格」は今後どうなるのか?
インフレ・増税時代を乗り切る“資産防衛術”
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

