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高リスク商品は「精神的負担」も無視できない
リスクの高い投資商品の落とし穴には、目に見える損失以外にも、さまざまな危険性やデメリットが潜んでいることが多いことも理解しておくべきでしょう。つまり、精神的な負担です。これを無視することはできません。
高リスク商品は価格変動が激しいことが多く、そのため常に相場を気にかけ、一喜一憂する日々を送ることになりかねません。特に、日中の仕事に集中できない、夜眠れないといった状況に陥ると、日常生活に支障をきたす可能性もあります。冷静な判断力を失い、さらにリスクの高い取引を繰り返してしまう悪循環に陥ることも少なくありません。
また、高リスクの投資に時間を費やしすぎると、本業や家族との時間といった、他の大切なものを犠牲にしてしまう可能性があります。「楽をして儲けたい」という安易な考えで始めた結果、本来注力すべきことから目を背けてしまうのは、本末転倒といえるでしょう。
うまみの多い案件のなかには「投資詐欺」も
さらに、高リスクな投資案件のなかには、悪質なもの、場合によっては詐欺が紛れ込んでいることもあります。これだけ世の中で投資詐欺の被害が後を絶たない背景には、日本人の金融リテラシーの低さがあるといわざるを得ません。
詐欺の常套手段として、最初は甘い言葉で勧誘し、初期に配当を与えて信用を得たうえで、最終的に資金を持ち逃げするといった手口が多く見られます。自分は大丈夫だと思っている人ほど、意外と簡単に騙されてしまうのです。
一度詐欺に遭ってしまうと、失ったお金を取り戻すことは極めて困難であり、精神的なダメージも計り知れません。
特に、判断力が鈍りがちな高齢者をターゲットにした投資詐欺は、深刻な社会問題となっています。老後資金を一瞬で失ってしまうような被害は見ていても胸が痛みますが、詐欺集団はそうした資産を狙って巧妙に近づいてくるのです。
たとえば、近年増加している「ポンジ・スキーム」と呼ばれる詐欺があります。これは、新たな出資者から資金を集め、それを以前の出資者への配当にまわすことで、あたかも高利回りの投資が実現しているかのように見せかける手法です。
初期のうちは高い配当が得られるため信用してしまいがちですが、いずれ資金繰りに行き詰まり、破綻します。そのときになってはじめて、多くの投資家が損失を被り、騙されていたことに気づくのです。
