ビットコインは「金の代わり」にはならない
通貨も投資家がボラティリティやインフレに対処する1つの⽅法です。テクノロジーの進化により、現在ではビットコインなどのいわゆるデジタル通貨も⾦に代わる資産として投資家の検討対象となっています。しかし、その需要源がただ1つ――投資需要――のみであることから、「ビットコインは⾦の代替にはなり得ない」というのが当社の⾒解です。
これに加えて、ビットコインのヒストリカル・データが限られているうえ、ボラティリティは極端に⾼く、投機的な性質を持っているため、⾦のように資産を効果的に移転し保全する機能はまだ期待できません※6。
また、⼤半の中央銀⾏や⾦融機関はビットコインのような暗号通貨をまだ交換⼿段として受け⼊れていない点も、ビットコインが⾦に⽐べて⾒劣りする理由といえます。
リスク分散効果とリスク調整後リターンに基づくと、特に市場下落局⾯において、ビットコインはこれまでの実績に基づくと⾦に匹敵するような利点は⾒当たりません(図表5)。
リスク分散、流動性…変わりゆく市場で“変わらない強さ”を持つ金
市場におけるイノベーションは避けられない流れであり、歓迎すべきことではあるものの、特にコモディティ、他のオルタナティブ資産、ビットコインなどの暗号通貨と⽐べた場合、⾦が資産価値の保全、リスク分散効果や流動性の提供に優れていることは歴史や過去のデータが証明しています。
今日の厳しい市場環境においてリスクが変化するなか、金は現代のポートフォリオにおける役割を再定義し続けています。
従来の「安全資産」としての用途を超え、他のコモディティ、流動性のあるオルタナティブ資産、通貨、さらに固定利回り資産よりも信頼性が高く、多目的なポートフォリオ分散手段としての地位を確立しつつあります。
投資家がリスク管理とポートフォリオの成長強化のための弾力性のある戦略を求めるなか、金の重要性と有用性は輝きを増しています。
※投資環境の進化に伴い、SPDRの⾦戦略チームは市場動向や投資家の需要を引き続きモニターしています。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご留意事項】をご参照ください。
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