最適な手段はどれ?…「金投資」の比較
◆ここ数年で人気上昇中…金投資の“新定番”「金ETF(上場投資信託)」
金を裏付けとする上場投資信託(ETF)は、投資家に主要取引所での日中取引可能性、金の現物価格に対する低いトラッキングエラー、規模による流動性といった極めて効率的な金への投資手段を提供します※1。
過去5年間、ステート・ストリートの金を裏付けとするETFを筆頭とするETFチャネルは総資産の増加や取引量の拡大と著しい成長を遂げ※2、いまやETFが金へのエクスポージャーを得るためにあたって、確立された主流のアクセスポイントとなっているかを浮き彫りにしています。また、⾦ETFはポートフォリオにおけるエクスポージャーのリバランスや構築にも耐えうる厚みのある流動性を提供しています。
⼀⽅で、すべての⾦ETFが同じ仕組み(⾦地⾦に限定して投資)であるとは限らないため、ETFの保有資産を慎重に確認し、ポートフォリオに現物の⾦がどの程度組込まれているかを⾒極める必要がある点を認識しておくことが重要です。
これは、⾦⾃体への投資配分⽐率が低い⾦鉱株ETFや⾦投資信託と⽐較する際に、特に当てはまります。
◆「金投資信託」の留意点
金投資信託は、⾦ETF同様、⽇次流動性を提供するものの、取引所の⽇中価格で売買することはできません。
さらに、運⽤ポートフォリオに⾦を組込んでいる多くの投資信託は、⾦のみに投資しているわけではなく、そのため⾦の価格変動に連動しなかったり、⾦を保有することで期待される多様な利点を完全には享受できない可能性があります。投資信託は、多くのETFと⽐べて総経費率が⾼い傾向も⾒られます※3。
◆金採掘業に投資する「金鉱株」、「金鉱株ETF」
金鉱株、金鉱株ETFも、投資家が⾦のエクスポージャーを取るための⼿段のひとつです。しかし、⾦鉱株への投資は、⾦地⾦そのものや⾦を裏付けとするETFへの投資と同じではありません。
これらは⾦採掘業に投資するのであって、そうした企業は、事業の収益性、事業管理、フリーキャッシュフロー、業界内の競争、その他財務および経営上の判断など、⾦価格以外の特定の要因から影響を受ける場合もあります。