前回は、子どもの心を育てる「食卓の会話」の方法を説明しました。今回は、子どもとの会話で「親がとるべき態度」とはどのようなものかを見ていきます。

子どもを無理に持ち上げたり、甘やかすのはNG

ただ家族で楽しい会話をするというのは、決して「子どもにいい顔をする」とか「子どもにおもねる」ということではないので、勘違いをしないようにしてください。

 

本当に譲れないこと、きちんと教えたいことについては、親が「ダメなものはダメ」という毅然とした態度を貫くことが大切です。

 

最近は、社会全体の規範意識がゆるくなり、親自身がきちんとした子育ての価値判断の軸をもちにくくなっています。子どもの生活習慣や行動範囲、持ち物などの「いい・悪い」も、なんとなく周りの様子や子どもの顔色を見ながら、なりゆきで決めている家庭が多くなっています。

 

しかし、変に理解のある親になる必要はないと思います。なんでも最初が肝心です。何か一つでもわがままを許してしまったら、ズルズルと広がってしまいます。そして子どもが「あ、うちの親はダダをこねれば、簡単に落ちるぞ」と思ってしまうと、もう歯止めがききません。

 

最初は小さな妥協だったものがどんどん大きくなり、子どもが道を外れるきっかけになるなど、悲惨な結果を招くこともあるのです。

子どもの反論にも妥協せず、毅然とした態度で挑む

どこの家庭でも、子どもの要望に親がダメだと言ったとき、子どもたちはこんなふうに反論してきます。「うちばっかり、うるさいんだから。Xさんのところなんか許しているし、Bさんのところも何も言わないって!」。

 

ここが大事なところです。こういうときこそ「うちはうちなの。Xさんのうちでも、Bさんのうちでもないの」とはっきり言葉や態度で示すことが肝心です。

 

子どもを一人前に育て上げるまでの間には、しっかりした家庭は、何度も何度も激烈な、心をふるわす血のにじむような親子の戦いがあるのです。

 

それを放棄したほうが確かにラクです。そのため、安易に妥協してラクなほうを選んでいる「物わかりのいい親」が多くなっている気がします。ただ、そこで手抜きをしたら、手抜きをした分の影響が必ず出てしまうことを肝に銘じておいてください。

学力は「食育」でつくられる。

学力は「食育」でつくられる。

池上 公介

幻冬舎メディアコンサルティング

勉強は「基礎が大事」と言われます。基礎がきちんとしていなければ、その上にいくら知識を積み上げても結局崩れてしまいます。同様に、学習に取り組む意欲や自己を律する自制心、困難に負けずに学び続ける気力・体力も大切です…

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