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世界の6割が中国製EV電池…「質」重視の政策転換は功を奏すか
2024年の中国の車載電池搭載量は前年比42%増の548GWhとなり、世界全体の61%を占めている。EV向けが着実に増加する一方、PHV向けも好調だ。
電動モードで航続距離150kmのPHVなら30Whの電池が搭載されているため、PHV市場の拡大はリン酸鉄電池メーカーにも追い風となって、生産コストの安いリン酸鉄系電池が電池搭載量全体の74.6%に達した【図表1、2】。国内市場の需要が増加する一方、海外輸出も増加し、電池輸出量は生産量全体の13%を占めている。
実際、搭載実績があった電池メーカー数は、2016年の144社から2024年は55社にまで減少した。2024年の中国車載電池市場では、CATLとBYDがそれぞれ45.1%、24.7%のシェアを占め、圧倒的強さを見せており、上位10社のシェアは96%に達し、残りの4%を45社で分けている【図表3】。
現在中国には、質とコストの両面を追おうとする電池メーカーが多い割に、製品の安全性・安定性を維持できる電池メーカーは限られている。
中国政府は、電池生産能力の増強に障壁を設ける一方、電池メーカーに技術のイノベーションを求め、「質」を重視する政策への転換を示した。こうした政策の見直しは、電池メーカーの再編を告げるものである。
湯 進
みずほ銀行ビジネスソリューション部
上席主任研究員
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